昨晩も作業中、最後にオペアンプをぐっと押すと-57Vが出なくなる瞬間がありました。
これだな、と今日はICソケットの交換。
交換後通電すると、オフセットはほぼ正常ですが左右とも歪みます。どこまでも手が掛かるアンプですね(汗)。
うち1か所はチェックのため取り外したトランジスタのリードの半田浮き。これを修正して正常。
もともと正常だったCH-1も歪むので調べると、同じような半田浮きが見つかりました。
無事完成です。あとはオフセットの再調整ですね。
週末のお引渡しになんとか間に合うよう明日にでも仕上げたいと思います。今日は疲れた・・・。
個人的には「続きの続きの続き」くらいで完成させたいところです。(滝汗)
で、今回スピーカー2本焼きました、はい。CROWNのアンプはこの辺怖いな。
DC-300Aの続き
ご依頼人様と調整し、最低限の作業実施となり、高圧トランジスタ2個とコンデンサ小型品の全交換を実施。
音出ししたらCH-1が音出ない。(汗)
いろいろ調べた結果、治具のテスト用スピーカーが焼けていました。こないだまで鳴ってたんだけどねぇ。
あと1本は確か在庫してたと思いつつもペア5500円送料込みってのをヤフオクで落札しておきました。
CH-1は生きている方のスピーカーで確認すると正常。ああよかった。
死んでいる方のユニットを匂ってみるとお馴染みの焦げた匂いであります。テスターでも無限大でしたので完全死亡ですね。
また、オリジナルのオペアンプもダメのようです。これは部品代だけお願いしようと思っております。
DC-300A
初期型のDC-300Aが片ch歪むという事でお越し。
歪むchのバイアスはゼロ。この辺が怪しいですね。
という訳で泥沼かなぁと思ったところ、毎度の部品の不良があっさり判明し1時間掛かりませんでした。
歪みも無くなり、バイアスも無事規定値が流れるようになりました。
後は追加作業をお願いされているので、その件のお返事待ちです。
50年モノですのでオーバーホールが望ましいですが・・・私の手も回りませんので・・・。
申し訳ないです。
半導体市場
今はルネサス、旭化成の工場が火事でアウトですね。
ルネサスが特に痛いと思います。車載半導体はなんだかんだでココですから。
某T社が指揮を執って1か月で復旧とか聞きましたがどう考えても無理です、本当にありがとうございました。
早くて半年~1年ではないでしょうかね。
1か月で再稼働するなら、それは本当に凄い事ですけどもね。
問題はルネサスのマイコンを作っている工場がやられた点ですね。
ルネサスのマイコンは、昔々のZ80みたいなもんで、枯れているんだけど使い勝手も良く、信頼性も高いので一世を風靡し、自動車はおろか、世間のあらゆる機器に入っているので供給されなくなると何気に影響は大きいです。うちの本業も危ういようです。インフラにも影響出そうです。はっきりいって車は生産が少々止まってもいいんですが、インフラは止めるわけにはいきませんから・・・。
個人的に少し思ったのはZ80みたいな感じでセカンドソースは無かったのかな?と思ったり。
今からルネサス以外のマイコンを積むような基板設計変更をするのはソフトを含め大変ですし、客先の許可も必要です(鉄道関係は信頼性重視で容易に変更はさせてくれません)し、ルネサス以外のマイコンがうまい事入手できるのか?と考えると疑問しかありません。
国は台湾に事実上のセカンドソースを作らせようとしているようですが・・・。
そのセカンドソースは果たして出来たとしても、経済の流れを考えるとおそらく自動車関連が真っ先なんでしょうね。
本業は、今までも自動車関連のおこぼれで生産していた部分があるのですが、本当に生産が出来なくなるかも知れません。
2年位前の村田製作所の1608セラコン騒ぎが落ち着いたと思ったらコレですか・・・という感じです。