私の場合、まず原因としては仕事上のストレスが今思えば半端なかったです。
定時にはまず帰れず、生産計画もダメダメで、いくら効率化して仕事を速めても今度はそれを見越して生産計画を押し込んでくる。
そして働いている人のことは何も考えず効率、生産性重視。
そこに生産量が増えたせいで1交代制の早番、遅番制となり、遅番で残業があったりします。
上司に「それは止めろ」と言ったら「期間限定」と嘘を言われて、実際は1年以上はそうでした。
残業で家に帰るのが夜中2時とになって、当日の12時45分には出勤です。
そんな生活を1年も続けると自律神経も壊れてきます。過去のストレスも積み重なって、いろいろ壊れてきて会社に行けなくなりました。
その時の自分は「会社に行かねば」とは思うのですが、行くこと自体がストレス、仕事をすること自体もストレス。
これも続かず、1か月ほどの休職。実際こんなもので治る訳無いです。
その後元の職場に復帰するも、一応定時までにしてもらいました。
しかし、1か月ごときでは治る訳も無く、そこからしばらくして再度の休職。数か月くらいだったと思います。
その間は何もせず、嫁曰く鬱病入ってたとの事。確かにそうだったと思います。
そして嫁も万一の場合は離婚まで考えていたそうです。
私自身も、家の事など何もできず、自分の事だけで精一杯。
心療内科も転々とするも、基本的に薬を出すだけで何もしてくれない事が判りました。
この暗くて長い闇はいつまで続くのか？と自問自答の休職期間でした。
カウンセリングを受けるも、「あなたは鬱病じゃない。」と言われ、前向きに生きよう、としか言われません。
いや、とても前向きに生きる元気も無い、というのが正直なところ。
そんな間、傷病手当金で生活するも基本給の6割しか出ないし、家のローンはあるし、なにより痛かったのは社会保険料と市県民税が当たり前のように持っていかれる事でした。僅かな蓄えと、手持ち品の不用品を処分して凌ぐ危険な状態。
そして趣味だったはずのアンプのメンテがだんだん重荷になって、一時作業停止に至ります。これは収入減にもなるのでかなりの痛手でした。
苦渋の決断でした。
そうして体を休める事に専念。
そのうちに嫁サイドの荒療治が始まります。ヨガや自律神経に良い色々を試しましたがイマイチ。
なんと義理の母親が同居するという事になりました。
これはなかなか・・・おそらく私の状態を見るに、嫁と義理母の相談した結果なのだろうと思われます。
体調は、背中の凝りだけはすぐに凝るので無駄にかかる整骨院代。
そして去年の年末11月頃、復職の話が出ます。まず週3日、午前中のみの出勤で様子見。
これで問題無ければ時間を定時までにする、配属先は変更されて楽な職場になりました。
一度復職に失敗しているだけに会社サイドもかなり気を使ってくれました。
クビになっても仕方ないところですが、最後まで見守ってくれた職場に感謝。（まぁ職場に追い込まれたんですけど）
義理母が同居し始め、老犬と猫がやってきました。老犬は嫁と付き合い始めた頃はまだ元気だった柴犬。
老犬でしたが凄くおとなしく自己主張もない犬で、飼いやすく賢い犬ではありました。
その犬の散歩でまずは外に出る事を練習し始める。確かにこれは大きかった。
そこに犬の癒し成分です。ただ老犬だったので、気を使う部分が大きいのと、胃捻転で良く病院に駆け込む事がありました。
そして次の犬を飼おうと、白柴の子犬を信頼できるブリーダーさんから買ってきました。それが今の白柴しろです。
生後１か月の柴はとてもやんちゃで可愛いものでした。これが癒しの存在としては大きいものでした。
老犬の方は越してきて数か月で老衰と胃捻転のため亡くなりました。でもこの犬に教えられたものは大きいです。
そして復職し、やるべきことはまず「自分をアゲる」事をいろいろやってみる事。
それは電車通勤になり、ウオークマンを買ってみたり、何かと楽しい事を見つける事でした。
最初は遠くに行くなんて事は到底無理でしたが電車でなら徐々に動けるようになりました。
もうカウンセリングはいいかなと思い始めました。
ただ、問題は背中の凝り。糖尿病もあり、体を動かせとさんざん言われているのです。
そこで通勤途上で2km歩いたりしてはみたのですが、あんまり効果は出ないんですよね。
じゃ、スポーツジムに行けばいいんじゃないか、と思った訳です。
これも効果はジワジワと思いますが、体を動かすのが楽しいまでになりました。
背中の凝りも楽になりました。
今ではほぼ社会復帰できたように思います。そしてアンプメンテをなんとか再開できるところまで来ました。
これも無理せず少しづつではありますが、まずは溜まっている案件を片付けていこうと思います。
体調に関して、現在の課題は睡眠薬を減らす事、唯一飲み続けているセルトラリンをやめたい事、立ち眩みが残っている事です。
これはエチゾラムでマシになる事が判ったので、頓服として用い、お出かけの際は飲んでから行きます。
薬を減らすのは相当大変なので、これも時間を掛けて減らしていく予定です。
