らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

この10年弱修理屋やってきた中での嫌な思い出

長年やってるとそれなりにあるっちゃあるんですよね。
普段絶対しない事なんですけど、今まで経験した嫌な事の毒を吐きたいと思います。
1:部品が欲しい・・・電源部の大容量の電解コンデンサをご所望。メーカーと品番教えてとか言われたような。
野良修理屋にとってはそこが命なのでホイホイ教えるわけにもいきませんから、教えるのはNGだけど、お譲りすることは可能と、金額をお伝えしたら音信不通。とはいえ、他のお客様と同じ金額をお伝えしたんですけどもね・・・ノウハウですから。
2:弟子にして欲しい・・・何なら手伝いますよ!
これって言われるとキツいものがあります。
まず、私自身がそこまで腕がある訳ではないです。
会社で新人を一人預かって一人前にするってすごく大変な訳ですが、それをするようなものです。しかも遠隔で!
そこまで心理的に余裕があればいいんですが、無いので丁重にお断り。(汗)
アンプの修理って別にアンプの動作原理や回路が理解できてなくても修理はできます。
部品を取り外して片っ端から部品が正常か総当たりし、異常部品が見つかれば交換すれば良いだけの事です。
ただ電気の基本がわかってないと最悪死にます。いやマジで。42Vで条件揃えば人は死にますから。
例えばアンプ修理でビクビクしながら作業して汗びっしょりで動作中の100Vのアンプの電源回路に触れるとか 。
そんなのとか、どこまで教えれば良いのかもはや判断付きませんし、難しいです。
そこまでして私に何かメリットあるのかというと微妙なんですよね、アンプ修理って飯食えるほど儲からないし。
ジャンクのアンプで数こなして経験を積むのが手っ取り早いです。ホント、それしかないです。
ボーダーラインとしては第二種電気工事士は最低持ってた方が良いかな~。
高校1年の時に学校で取りました。そのくらい比較的簡単な資格です。
現場の電工として仕事するのはお勧めしません(経験者談)が、電気の基本を学ぶのはリアルなところで丁度良いかなと。
3:あなたがお持ちの(何某)機器を譲って欲しい
昔からそういう超失礼な方は居られます。今や昔と違ってネットオークションで何とでもなる時代なんですけどもね。
ちなみに以前所有していたBVM-D24はそういう方にお譲りしましたが、相当欲しかったみたいだったので、クリチカルなものだし、発送中に壊れても困るので本体は無償でいいから送料だけ持ってください、とお送りしました。なんと、その後一切連絡が無いです。そういう方も居られます。
お譲りすると決断するまでは粘着するやや鬱陶しいお方でした。まぁその個体には訳があってですね・・・この辺にしときましょう。
4:D-45/75を安く修理して欲しい
いや、判る。判るんですが人件費はどうしても発生しますし、高いアンプだろうが安いアンプだろうが調査時間は必要な訳でしてね。
この辺のお話を頂くときは、先に概算費用をお知らせします。中古のほうが安い場合も多々あるので。
5:作業費用が高い
作業費としては1時間3000円くらいで計算している事が多いです。あんまり高くするのも現実的でないので、この辺が限界です。
アフターサービスはできるだけきっちりさせていただいておりますので、その辺含めてのお値段です。