らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

よーく考えてみると

携帯音楽プレーヤーで流行の「バランス駆動」って、考えるまでもなくBTLいわゆるブリッジ接続モノラルのアンプが2台入っているだけですよね。
なんら新しいものでもないですな~。
昔からPAでは大出力を得るためにこの方式使いますし。
サンスイの古いアンプでもAU-Dシリーズ辺りからバランス駆動でしたよね。
BTLで鳴らすメリットはもちろんあるんですけど、バランス駆動って言う名称がポータブルオーディオプレーヤー業界だけでさも凄いもののように宣伝されているのがなんだか滑稽に感じます。
バランス駆動、という言葉については違和感を当初から感じていて、バランス駆動は高級品というような誤った考えをなされているような感じがします。
こうすれば部品点数は増えるものの、マニアには売れるってことでしょうな。
更にスピーカーにバランス転送でお馴染みのHOT/COLD/GNDの3本線が必要ないのは、GNDを接続しなくともダイナミックスピーカーならユニットのダンパーで物理的に機械的原点(電気的ゼロ点)に戻る為です。
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4.4mm5極ジャックがJEITAで制定された古い話なんですけどね。
このピンアサインにGNDってのがありますが市販ケーブルでは未接続なものばかりかと思われます。
つなぐとグランドループの可能性が出てきますから。
てのは、MDR-Z1RをMacro-Tech5002VZで鳴らすためのケーブルを作ろうとして、もしやこのアンプは変態アンプだし、GNDがスピーカーのマイナスではないのでは?と回路図を見るとその通り。危険危険。
部材はe-イヤホンさんに手配したので明日に到着予定。ジャックのはんだ付けよなぁ、老眼には厳しいであります。