らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

ヘッドホン沼の続き

Liricをグイグイと鳴らしてくれるヘッドホンアンプの旅はまだ続きます。
下調べすると、ifiのディアブロとかいう過激なやつがいいかなと。
日本橋のe-イヤホンに在庫があるので見に行くことに。
いつも日本橋に出るのは電車で出ていましたが今回は車にしました。
機材一式を携えていくので荷物が重たいんですよね。
なんで疲れるわけです。
車だと少々だるい距離ではあるんですが1時間ほどで着くし、ホンダセンシングでだいぶ楽ができるのでゆったり行ってきました。
さて、ディアブロですが

こんなやつです。実物はNW-WM1ZM2より縦に長いです。
重さもそこそこ。WM1ZM2と合わせて1Kgくらい?
音質はディアブロの名にふさわしくLiricをグイグイ鳴らしていました。
でも、主張があり駆動力があるものの、音楽をゆったり聴くには過激すぎかな?とも思いつつ、中古を買おうとしました。
すると店のおにいさんが「こんなのもあるから聴いてみて!」と新品から面白いものを持ってきてくれました。ポタアンでアナログA級ってなかなかやるじゃない。
何よりNW-WM1ZM2からアナログで音を貰うので、もとの音質もある程度活かせる訳です。
試聴の最初はも一つでしたが温まってくるとディアブロよりソフト、駆動力は少し落ちるもののトータルとしてはZM2内蔵アンプよりいい感じ。
てな訳で購入。運用のしやすさも一つありました。
ディアブロだと入力端子が変だったのでもう大変な事になるのは間違いなし。
AK PA10だと4.4Φケーブルでつなぐだけなのでスッキリであります。
A級ですけどディスクリートで組んでたら凄いですな。しかし8万も出せば中級プリメインアンプ買えますよね・・・。
発熱はさほどでもないですが多少あります。
あと、説明書が超ショボいです。これは初心者向けではないな。
買ったお店の人もサイドのスイッチの意味を正確に答えられませんでした。(笑)
サイドのスイッチの意味ですが、
CURRENTスイッチ:おそらくアンプ終段のバイアス電流を変更できると思われます。
消費電力と音質(駆動力)の兼ね合いでしょうね。
[Low] デフォルト / [Mid] +50mA / [High] +100mAだそうです。
デフォルトで何mA流れているんでしょうかね?
これによって説明では「3段階のカレントコントロールオプションにより、ヘッドホンやIEMの特性に合わせた音のディテールや濃密さの変更が可能です。」などとうまいこと誤魔化してあります。何のこっちゃですな。基本はHighでないとLiricは厳しいと思いましたが今Lowに切り替えても十分鳴ってますね。
よくわからん。(笑)
当然ですがLowの方が発熱は低いです。
GAINスイッチ:基本、ハイインピーダンスのイヤホン、ヘッドホンではHighになるでしょう。
CROSSFEEDスイッチ:スピーカーで聞く音場をヘッドホンで再現する機能。
スピーカーだと2本並べますが、実際の出音は耳に届くまでの過程で左右がミックスされる。
これを不自然にならない程度に左右を故意にミックスさせて出力させるもの。必要ないかな。オフのほうがいいな。
他には音量ボリュームのみ。スイッチ付きボリュームなのですが昔のラジオみたいでちょっとなー。
高級なボリュームにはスイッチ付きは基本無い=並のボリューム=ギャングエラーと長期使用によるガリの懸念があります。
こういうアンプは基本送り側を上げて受け側で音量調整ですが、ギャングエラーを考えるとスタートを7時の位置とし12時から3時の位置にしておくといいかなと思います。実際の音量調整は本体でリモコンでできるようになるので楽です。
これで、とりあえずのヘッドホン沼は終わるのかな?
帰りにMEZEの109Proを聴いてみたのですがZM1M2単体でも低域そこそこ出てるんですよね。
好みのキレイな音でした。
そろそろヘッドホンも整理してMEZEのLiricと109Proに絞るかねぇ。
イヤホンもIER-Z1Rがそろそろ微妙な立場になってきました。まあまだ考えますけども。                                                           
そうそう、e-イヤホンの中古ですけど、ifiのグリフォン君が中古山盛りでした。なんか分かる気がするな。うちも処分予定。
悪いアンプじゃないんだけどハイエンドじゃなく、音質も中途半端かな・・・。
ここまで面倒するんだったらDAPのほうが良いかな?もしくはあくまでiPhoneで運用する人向け?
それから安価と言われている平面ヘッドホンを数個とアシダヴォックスも2個試聴してきました。
安価な品物でも十分鳴ってましたが細かな解像度はMEZEかなー。アシダヴォックスはそもそも音質をどうこう言う製品ではないし。
今回出した新製品は多少周波数特性をマシにした、という程度でリラックスしたリスニングでは使えないものです。
にしてはそこそこ鳴ってましたね。(笑)
ヘッドホン関係はこれで終わり。