らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

ニュースネタ

JFEスチールで天井クレーンの運転室の床が抜けて墜落事故が起きたとか・・・。
作業されていた方はお亡くなりとのことで、ご冥福をお祈りいたします。
なぜこのネタに突っ込んだのかというと昔天井クレーンの保守の仕事してたからですね。
運転室があるクレーンでいまでも残っているとなると少なくともつり上げ荷重10t以上でしょう。
小型クレーンはことごとく無線操作化などの改造で運転室のあるクレーンは無くなってます。運転者が床上で別な作業に従事できるからです。実際現場でも無線装置と制御盤を追加で入れて改造したものです。大型クレーンになると玉掛けの具合の確認とかで上空から確認できる運転室のあるクレーンはまだまだ活躍しております。
で、その床が抜けるってのはよほどですね。大手企業ですし、通常は2年に1回のクレーン協会による検査を受けているうえ、日常点検、毎月の月例点検、年に1回の年次点検をこまめにしているはずなので余程考えづらい部分ではあります。
考えられるとすれば、クレーン直下の環境が悪く外観が腐食気味で、運転室内だけ色を塗ったりしてこぎれい、というようなパターンでしょうか。
実際のところ運転室の中というのはクレーンの中でも安全地帯と感じやすく安全帯もあまりしないです。でもこういう事故が起きてしまったとなると、同社及びグループ企業では運転室内でも安全帯が義務になるんでしょうな・・・。
高さ20mからの墜落ですからかなりの大型クレーンでしょうね。運転室が高さ20mとなるとクラブ上は30mくらいになるのかな?スパンにも依りますが50tくらいの天井クレーンかな?
天井クレーンは本当に寿命が長く、メンテナンスをすれば50年前のクレーンでもまだまだ現役です。商売としては厳しい業界な記憶があります・・・。