らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

それにしても

いつどこで道を踏み外したのだろう・・・。
というのは、いつの間にかメインのオーディオ機材に国産品が殆ど皆無。
唯一、スピーカーだけは国産品です。(汗)
あと、サブのCDPはLuxmanですね。
しかしまぁ、見栄えは無骨とはいえ、自分の好みの音で鳴ってくれる機材たちは本当に愛しい存在です。
多分、A730やD-150A2を手に入れていなければここまで変化していなかったと思います。
A730は「本物」でした。どんな機材でも、たいていの場合はランクが1つか2つ上がったように感じる音が出ていましたから。(例外あり)
D150A2は「驚き」でした。それまでは、音の切れが良く、気持ちよい低域が出るアンプになかなか出会えなかったのですが、当時としては殆ど理想的な音質でした。
しかもそのサイズの小さいこと。パワーアンプというのは大きくて重たいのが普通でしたから、その常識を覆してくれました。
CDPが定まって、現代的な音ならばDU-10、低域が心地よくずっしりくる音ならA730という使い分けができ始め、パワーアンプはがんがん鳴らす方向。
そうなればCrownのプリアンプがどんな音なのか気になって仕方ありません。
そうして手に入れたPSL-2でまた驚き。
ソースの音を殺すことなく、本当に「コントロールアンプ」でした。
実にまっすぐな色付けなしの音。さすがは業務用機材のメーカー。
こうなってくるとスピーカーも何が来ようとまず大丈夫。
パワーアンプだけはその間にPS-200、PS-400とステップアップしましたが、最終的にStudio Reference2まで進みました。
コストパフォーマンス的にはPS-400が最強です。
お値段はそう高くなく、メンテナンスが行われている機体であれば長く使えます。
殆どの方はPS-400でもまず満足、問題ないですが、上を見ればキリがありません。そんなわけで、Studio Reference2まで行ってみましたが、PS-400と音質がぜんぜん違うわけでもありませんでした。殆ど自己満足です。(汗)
正直、PS-200でも十分良い音なのですが、そこはオーディオ界の悲しいところ、皆さん上を欲しがります(汗)。
オークションでも良くPS-400は出ます。私も時々出しますが、メンテナンスがされた個体を狙うべきです。
というのは、私が過去手に入れた個体では、外観がいくら綺麗であっても電解コンデンサが劣化していない個体はまず無かったからです。
業務用ならではの半端無い通電時間を感じるところです。
逆に言えば、外観が少々傷んでいてもメンテナンスさえきちんとしてあれば安心ということです。