らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

5002VZの音質

CrownさんのPAアンプの名機、Macro-Techシリーズは1200、600、3600VZ等何台か自室で聴きましたが、やはりどれも「いい音だけんど根っこはやっぱPA(SR)アンプよなぁ」的な部分があるものです。
しかしその先入観は5002VZでまるっきり覆されました。
まるでピュアオーディオ用のアンプで聴いているかのような綺麗な音です。
こんな音を出すPAアンプはいままでありませんでした。
この音であればクラシックもぜんぜんイケると思います。
ある意味アメリカらしくない訳です。やるなぁCrown。
これだけならピュアオーディオ用アンプと大差ない訳なのですが、何が凄いかというと、低域の出方がずいぶん下のほうからシッカリ塊となって出てくるのがボンヤリ聴いているだけで判るんです。
この出方もタダモノではなく「すっげー」と聴いた瞬間に思わせます。
それでいて「うるさくない」のです。こんな絶妙なアンプ良く作りましたな。
音はそれぞれキレキレですが、刺激感は皆無でゆったり聴けるのです。
しかもファンは静かです。自室では動いてないか、ごく低速のようです。
Studio Reference 1とも比較しなければいけないですね。
でもStudio Reference1はこんな音ではなかった記憶があります。
おそらくアンプの性能としては5002VZの方が上手のような。
Macro-Techシリーズですが、600〜2400までは類似の音質です。
3600VZはふんわりした絶妙かつ押し出しのある音質でした、
5002VZはそのまま出力違いかというとぜんぜん違う音です。
興味のある方は既成概念を捨てて、どこかで一度音を聴かれることをお勧めします。