らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

AD/DAコンバータ 新旧対決

先日届いた88192と8824の音質比較をしてみました。

ソースはPCから、NASに貯めたWAVファイルをUS-2000でAES/EBUデジタルアウトし、それを88192のAES1/2へ入れて、88192のデジタルアウトAES3/4から8824のAES1/2に入力。
クロックはUS-2000/88192/8824すべてGENx192からのマスタークロックで同期。(条件は同一)
出力は-10dBuに設定しましたが、少しADA8824の方がレベルが高かったのでソフトウエアにて若干レベルを抑えて88192とあわせました。これをPSL-2のCD/TUNERにそれぞれ入力し、INPUTスイッチを切り替えての比較です。
参考までに、アンプはCrown PSL-2、ディバイダはdbxのDriveReck PA+、パワーアンプはLowがStudio Reference 1、Mid/HighがPS-400となります。スピーカーは4343Bです。
単純比較では、ADA8824の方が低域に押し出し感があり一枚上手かな?と感じました。
ただし、ADA8824はエージングも十分終わって安定している音質、88192はまだ購入して3日ほどしか経過していませんから、一概の比較はまだ難しいかも。
ただ、どちらも音質的には十分良くて、ADA8824のお買い得感を感じます。
オークション相場でも5万円前後と落ち着いてきています。
買うならADAT仕様を購入し、PCからMIDI端子に接続して初期設定ソフトウエアを使って設定すればかなり使い勝手の良いDAコンバータになります。
ADA8824はひとつ注意があり、内部のチップ電解コンデンサが劣化してきている個体が多いです。
これを全部交換すればかなり幸せになれます。全部で80個近いですが・・・。
この交換ですが、ステーション型の半田ごてを使い十分な熱量がないと、パターンを剥がす可能性大です。
1日かければ全数交換は十分できます。