らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

DAF-2000の説明

こちらの品物に興味をもたれた方がいらっしゃるので、配線の方法等を説明します。放送用機器なので民生用よりちょっとややこしいです。
ここでの説明はすべて単にDAコンバータとして使用するだけの説明に留めます。

フロントパネルのふたを開けたところ。
内部のボード構成は、個々によって違ってきます。

オーディオ関係のボードの近影。
CKとあるボードはクロック関係のボード。
SYNC CLOCKとは、同期させるクロックを選択するもの。
通常はDIとしておけば、デジタル入力のクロックが使用される。
CDプレーヤ等を接続する場合はこれにしておく。
WORDは、リアパネルにあるワードクロック入力を使用する場合に選択する。
(ワードクロックを接続していても、ここで切り替えをしないとワードクロックは使用されない)
通常はこれだけ設定すればOK。
その他、DAと書いてあるボードに関しては、ACTIVEとあるLEDが点灯していれば、正常にデジタル信号が入力されていることを示す。
信号が入ってきていれば、音声信号に合わせてレベルメーターも動きます。
音声レベルは、TRIMつまみを回せば可変できます。民生機と音声レベルを合わせたい場合はここを調整します。
MONO、DE-EMPは通常気にする必要はありません。
MONITORスイッチは、フロントのヘッドホンおよびリアのMONITOR出力に出力させる信号を選択するものです。これも、通常はあまり使わないと思います。
ADと書いてあるボードはADコンバータです。使いません。
リアパネルに移ります。

配線の接続ですが、D-Iとあるのがデジタル入力。
AES/EBUとありますが、S/PDIFでも音は出ます。
アナログ出力は右横の端子です。
いずれもなんちゃって変換コネクタでも動作はOKでした。
端子はすべてメス端子なので要注意です。

リアパネル右側です。
特に接続せずとも、デジタル入力とアナログ出力を接続すれば音は出ます。
但し、ワードクロックを接続する場合は、WORD SYNC INPUTにワードクロックを接続してください。端子下に見えるスイッチはターミネーターですが、通常はONにしておいてください。
MONITOR OUT端子も通常使うことはないと思います。その他の端子も使いません。

うちでの配線例です。デジタル入力だけはキャノンとなっていますが、これはLucid ADA88192から出力を貰っているためです。ワードクロックも必須ではありませんが、接続するとすればこういう配線となります。
尚、アナログ出力の2番ホット、3番ホットの問題に対応するために、入出力コネクタ後ろにある内部のコネクタ位置を差し替えて、それぞれ2番/3番が切り替えできるようになっています。
通常は2番ホットとしておいてください。