らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

普段使いにしている、PS-400のBTLコンビの音がちょっと変だなとこの間から思っていました。
明らかにRchの方が高域が伸びているのです。
そこに、先日MPA600が来たのでそれと入れ換えてしばらく使っていましたが、特に変な感じも無く左右とも気持ちよく鳴っていました。
MPAからPSに戻すとやはりRchだけ高域の出方が違うのです。
・・・PS-400はBTLですが、おそらくかなり製造時期の違う2台です。
しかも古いとおぼしきLchに充てている方はメンテしていません。
ってなわけで、電解コンデンサなど一通り交換してみました。
完璧ではありませんが、あまり気にならない程度に出そろうようになりました。
多分電解コンデンサエージングが進めば良い感じになるでしょうな。
こういう事は、同じアンプが2台あって初めて解る事です。
しかもBTLなんて変態な事をしない限りは気づかないでしょうしね。

電解コンデンサの交換の是非には意見も多数あるかと思いますが、私は古い機材、こと業務用の一線リタイヤしたような酷使品は、電解コンデンサの交換は必須と思っています。
私だけではなく、同じくCrownを使う知人も、「劣化した気持ちの悪いものを使うよりは、多少の音が変わっても部品交換すべき、現に交換後の方が音が良いように思うし」とのことでした。
コンデンサ交換が済んだPS-400で、押尾コータローのCDを聴くと、ギターのリアルさに驚きました。
多分弦の表現はイマイチではないかと思うJBLのL166ですが、それでも気持ち良い音が出ています。