らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

DL-2多分完結

出力音が時々歪むDL-2ですが、その現象が時々しか起きないことを良く考えると、原因はオペアンプじゃない気がしてきました。手配はしましたけども。
ふと思い立って回路図を見ると、なぜかメイン基板上にでかいミニチュアリレーが2個も載ってる。この接点がどこに入るかを見ると、モロに信号回路。
しかしまぁ、入力切り替え回路はフルロジックですべてリードリレーを使う気の使いようなのにな・・・当時の超弩級プリでもこれですか。
リレーといえばSL-1が上手い使い方をしていました。
電源立ち上げ時のショック回避リレーなのですが、単に信号回路を切るのではなく、信号回路をアースに落としていました。
入れてある場所はプリアウトの端子直前ですので確実です。
これだと、リレーが接触不良でもアンプは動作しますがショック音で異常と気づきます。また、信号回路に接点が入らないですし、音質的にも有利。
てな訳で基板のパターン図を会社で眺めて、オムロンのサイトに飛んでDC24Vの基板用リレーのリード寸法を適当に調べると使えそう、てな訳で即手配。
オムロンとアルプスは個人にも部品を直売してくれるのでホントありがたい。
本来は試作を想定しているのだと思いますけども。
金曜手配の土曜着ということで、先ほど嫁と娘が寝たのでさくっと交換。
無事に交換できて問題なく音が出ましたが、とりあえず長期テストが必要ですね。
まぁ、ICのロットとか見ていると1977年とかになっていますから、33年も前の機械ということを考えるとリレーが無事とは考えにくいです。しかも大電流が流れるならまだしも、音声信号がちょろっと流れるだけですし。
DL-2は他にもメンテしたい箇所が多数あるのですが、暇を見て少しづつメンテをしようと思っています。
もう1台あるDL-2もなんとなく不良箇所が解った気がするので、直してみようと思います。