片chのみリレーが入らずスタンバイ状態のままという状況で、内部を見ると放熱板の過熱検出のサーミスタが粉砕しています。
で、その先につながるトランジスタがぶっ壊れています。
焼けて割れたようです。ひどい。
回路を見ると、割れたトランジスタはファン駆動回路のものでリレー回路とも関係しています。これが非常に怪しい。
ファンはそれなりに動いていましたが、ショートしたか何かで適当に動いているんだと思われます。めんどくさいですな。
トランジスタは例によってRSで、サーミスタはジャンクより拝借。
読みが当たれば良いけどね・・・。
粉砕したサーミスタはどうやら組み立て時に挟んだ様子が濃厚、荒っぽい修理ですな。挟んで壊れてリードが地絡→トランジスタ破壊、と思われます。
しかし30年も前のトランジスタをいまだに作っているオンセミコンダクターはいい会社です。
ちなみに正常動作しているとおぼしきもう片方のチャンネルは、ファン駆動用のトランジスタのリードが故意にショートしてありました。こちらもファン駆動回路に何か問題があったのかも知れません。それにしてもサーミスタを挟んで砕くのだけは止めれ。人為的破壊の後始末は後が困ります。
