良く頂くご質問について、私の見解を挙げてみたいと思います。
- 「このアンプは120V仕様ですが、100V動作と120V動作はどちらが良いですか？」
当然ですが、120V動作にしてください。たかが20Vですがされど20V。
回路の電圧も8割くらいしか出ませんので、動作も完全じゃありません。
最大出力も出ませんので、フルパワーのお仕事はできません。
無理にフルパワーを出させようとすると音がひずむか部品が壊れると思われます。
ステップアップトランスは意味があって存在するものです。
ステップアップトランスの選定ですが、アンプの最大消費電力が800Wでしたら、1000W程度で選定ください。だいたいステップアップトランスの容量の8割をアンプの最大消費電力で見ておけば間違いありません。
- 「キャノン入力とフォーン入力、どちらが音質が良いですか？」
基本的にはどちらも音質に変化は無い筈ですが、アンプによってはバランスをアンバランスに変換している回路が入っているので、その場合は音質が変わる可能性があります。
- 「CDプレーヤーはキャノン出力とRCA出力の両方があるのですが、どちらが音質がいいですか？」
基本的にはキャノン出力のほうが音質がいいと感じました。
ただし、なんちゃってキャノンも世の中には多数存在しますのでご注意ください。
放送業務用では基本的にキャノン（バランス）出力しか無いです。
RCAはおまけですのでご注意を。
- 「キャノンコネクタ出力を変換プラグ等で変換してプリアンプにつないでもいいですか？」
基本的にはほとんどの場合問題ない事が多いですが、ものによっては出力側の機器が壊れる可能性もあります。ご注意ください。気になる場合は、変換ユニットを通すのが無難です。
- 「プリアンプは基本的にRCAコネクタしかなく使いにくいです。何か良い方法はないでしょうか？」
使いづらいですよね。業務用のミキサーを入れればすべて解決です。(汗)
