らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

変なCDP その1

CDPの1台目と2台目が来ました。合計3台来ます。
1台目と2台目はソニーのCDPです。

これもいままで所有したことはないプレーヤーです。
以前一時的にCDP-3000なんかも所有しましたが、アレはあまり音が良いとは思いませんでした。もっとも現在のシステムで聴くと良いかも知れないですけどもね。
今回はソニーの業務用オーディオ屋さんの作った民生機っぽい業務機。
CDP-D11です。これ、中古でもなかなか人気が高く定価69,800円なのに普通の中古は2万円くらいで流通しているようです。
しかもピックアップはたぶんもう出てこないでしょうし。
スロットインで1Uってのが人気の秘密のようです。
同じようなものとしてはタスカムが出していますが、なぜかソニーの人気は高いのです。
1台はやや不調、もう1台は一応動作OKってな感じでした。
不調な方をチェックもせず内部を見てみました。

1枚基板でスッキリ作っています。
左下にやたら小型のメカが・・・スロットインの時点で判ってはいましたが、これはカーステレオ用メカの流用です。外して見てみましたがまんまそのものでした。
今でもAMステレオ機が1台保存してあるはず。

リアパネルです。

業務用としては必要なコネクタが一通り。デジタルアウトがAES/EBUだったら言う事なしです。欲を言えば外部クロックも入れば完璧ですが、このプレーヤーの性格でそこまで言うのは酷でしょうね。PA、SRの現場でBGM的に流したりする為のプレーヤーですから。
さて、音質ですが、人気があるのが理解できる音質ですね。なかなかいいです。
ディスコンになったのが惜しいですが、おそらくメカの入手に問題があったのだと思います。
この頃のソニーサウンドテックの一連の製品群は今でもファンが多いですね。
ちなみに音とびしやすいとかいうことでしたが、それは無事に直りました。
うちのカーステレオもこれで直るかも知れませんが・・・。