らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

PL-4が売約

となりメンテ開始。慣れている上部品も揃っているので週末までには組めるでしょう。
DL2も並行で作業中ですが一時休止です。部品待ちもありますし。
PL-4はPS-400の民生版というのは有名ですが、基本的にはPS-400の前期品ベースの品物しか存在しません。
その前期でもさらに初期版になると、入力ボリュームの足がコネクタ経由メイン基板直付け、+-9V回路の電解コンデンサタンタルという悪夢の仕様です。このタンタルと、その手前に入る大きな抵抗、高確率で燃えますからね・・・。
初期型PS-400では基本的には要チェックの場所です。程なくして通常のアルミ電解に変更されています。
で、燃えた基板の処理ですが国内正規品で基板を交換せず炭化した基板そのまま修理完了の例を見ました。
常識としてコレはだめな修理だと思いますが如何なものでしょうか・・・。
まず電源回路にタンタル電解を使うのがだめだと思うのでメーカー有責ではないかなと。
基板を交換されたかどうかの確認は、基板のタンタル電解横にある2KΩの抵抗の直下のシャシ近辺に焦げた跡があれば交換されています。
初期型PS-400かどうかの識別ですが、パネルの色がガンメタリックグレー(緑っぽいです)、ハンドル有りです。
シリアルも併せて見れば良いでしょう。1万台内なら初期品です。
初期型品は基板のレジストなし、シルクなしで修理をするにはやりにくい基板です。