らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

ADA8824(A232)の修理

使用中に電源が切れてしまうという個体の修理。
過去にSONIC仕様をA232仕様に変更した個体です。
で、動作させると発熱が凄い。M/B基板の電源が7805を使用していました。
おそらく発熱で電源ICの保護が掛かる模様。
オリジナルはLM2940CT-5です。
7805は二次側に22uF以上の電解コンデンサを使用の事とありましたが実際は10uF・・・。
この辺も問題なのかな?
半田をつついた形跡は無く、私が交換したものではなさそうです。
ここは実績のある、というかオリジナルのLM2940CT-5に戻す。
電解コンデンサはチップ品は交換済み。リード品は交換してなかったので今回全交換。
22000uF/16Vはだいぶ膨張していました。まだ実用上の問題はないのですが、危険ですので交換。
今回オリジナルに従って小さいのを入れようと思ったのですが、先日日本橋に出向いてニチコンの新型の音響用を無理して入れることにしました。同じ入れるなら・・・ね。105度品でしたし。
無理というのは高さ方向が高すぎてINPUT基板に当たりますので、横向けに取り付けます。見た目は悪いですが。
全体の発熱を抑えるべく使用されないA/Dコンバータ基板のレギュレータ回路の電源を切る事にしました。
これはコイルを外すだけでOKなので原状復帰は簡単。
トランスのサイズを見るに、ちょっと電源が弱いのかも知れないです。
私の家で現役の際でも発熱はかなりあったので、この方法は有効かも。
あと10uF35Vのチップ電解が1個取れてしまったので入手して組み立てれば完成予定。