らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

THIEAUDIO Originがやっぱり良い感じ

3週間くらい経ちましたね、13万円の変態イヤホン様、ドはまりしております。
低域を+12dBもイヤホンで補う意味・・・スペックだけでは意味分からんのですよ。
店頭でも、これを前向きに取るかどうかで評価は変わってきます。
送り側がフラット気味の機器だと、出口はこのイヤホンで程よく、ノリノリになります。
送り側で盛ってあると変な感じになりそうです。
またアンプの駆動力がないとおもんない音になります。
9Ωってインピーダンス、108dBって一見軽く鳴らせそうな感じに見えます。
Geminiさんに聞いたら「電流供給能力が足りないと駄目ね」との事。
ウチではRMEでもいい感じ、Hiby R8IIでもいい感じ、出口で色付けして完成です。

3600VZ 詰んだ・・・

仮通電の初っ端で電源の平滑電解コンデンサがショートした・・・。
これはご依頼人様にも説明して、「劣化はしていますが高額になるので」とは言っておりました。
現場で壊れても残念ですのでウチで壊れてよかったんですが、代わりのが無い!
外径30mmって制約が凄く厳しい。35mmで行けるかな?と思って買ってみたら、無理。綺麗に収めるのは不可能。
特注のコンデンサでしょうな。2U設計の皺寄せがこんなとこに来ています。
こんな設計にするんじゃねー・・・とはいいつつ、私はCROWNの野良修理屋を自負していますのでなんとかしなければいけません。
先ほど組付けを検討したんですが、やっぱり無理でした。
6900uFって容量も変態、そのくせ±20パーセント誤差って意味分からん。6800uFでええやん。
100V耐圧ってのが凄く厳しく、実回路には70V掛かる模様。サージ電圧も考慮すると80Vではちょっとなー、です。せめて90Vは欲しいですが、そんなの逆に見つからん。
なのでなんとか35Vを実装したほうが良い感じになりそう。
本国に聞いてみるか、ご依頼人様に相談してみよう・・・。

ええっ?

なんときゃりーぱみゅぱみゅさんがFirst Takeで「キミに100パーセント」を歌っておられた!

www.youtube.com
若い皆さんにはくれしんの曲で盛り上がってるけど、おっさんは違う見方をしています。
・本人歌唱(生)
 これは凄いことなのであります。実は歌は上手いんですよ、普通に。
 UMA105の頃とか御本人が地声で歌ってたもん。
 だから口パクってのは公然の秘密ながら、末期はちゃんと歌ってた。
 それは間違いない事実。
 Perfume程声をイジらなかったから、幸いっちゃ幸いです。
・ピコピコしすぎてない生バンド
 きゃりーぱみゅぱみゅさんの曲で生バンドがここまで合うとは思ってなかったし、そもそも考えつかない世界。
・今思えば、今までの曲を生バンドでやってみるのも良いのでは?
 ライブも毎回カラオケだったので、アンプラグドは無理にしても今回のFirst Takeくらいの内容であれば歌に振る方向で盛り上がりそう。
 全打ち込みのピコピコでもいいけど、それもありなんじゃないか?
などと思ってしまった次第です。何回か聴いてしまった。やっぱりきゃりーぱみゅぱみゅさんの曲には深い中毒性があるね。
出産を経て、大人びた方面の挑戦なら応援したい限りであります。
アイコンとしての活動は、今回も衣装を拝見する限りはきちんと主張がありますので、これでいいと思いますよ。

【悲報】Origin、完全に自分の好みに刺さる

こんなイヤホン過去には無かった。
これでもうイヤホン沼は多分終わる(多分・・・てのが(w
それほどまでの名機。癖強ですが、フラットな上流をあてがってやれば最強。
エージングも進んだのかも知れないです。(体が慣れた)
すべての音源が新しく聴こえるんですよ。
散々聞き尽くしたYOASOBIのアルバム音源ですら新鮮。
10年に1本の当たりを引いた気がするね・・・。

THIEAUDIO Origin 音質の意図が判ってきた

このイヤホンの売りはやっぱ低域ですよね。「ベース愛好家のための設計」って言われています。
でも、店で試聴すると「ナニコレ、あかん」ってなる人が間違いなく多い。
試聴の数分ではおそらく低域のブースト加減で「気持ち悪い」ってなると思われます。
生半可なDAPでは更に顕著です。この1週間試聴に試聴を重ねました。
体が慣れてきているのが7割、エージング的なものが3割と考えての評価です。
これだけ低域の暴力なのに、
・ヴォーカル、シンバルなどの高域が埋もれない
 これはOracle MK3でもそうなんですけど、Originはドライバが多く完全に役目を割り振れるが故。
 そして分離が良いので音源が見える化します。
 結果として今まで聞こえなかったような音までもが更に深堀りできます。
・低域の意味
 スタジオ収録音源では何とも言えないのですが、ライブ音源を考えてみます。
 ライブってラインアレイスピーカーから出る「音の暴力」ですよね。
 低域は腹に来ます。
 おそらくこのイヤホンはそれを再現したかったのではないか?と考えました。
 また、一般のアルバムと言えど、実際のベースとかバスドラムの音は生で聴くとやっぱりお腹に響くものなんです。
 そういった事を考えると、「録音では敢えて意図的に落とされている低域をイヤホン側、イヤホンメーカー也の解釈で本来の音に補ったのではないか」と推測できます。
 このイヤホンの低域は、バスドラム、ベース、きれいに分離されます。
 これがまた魅力です。低域が暴力的ながら、慣れてくると「リアルではこんな音だったのかも知れない」と考え始めました。
・だとしたらとんでもない作り込み
 このイヤホンは、エンジニアに「君等が作りたいものを好きに作ってみ」って作らせたのではないか、と考えています。
 売れ筋、良い音の定義とかどうでもいい、って感じで制約なしにTHIEAUDIOのエンジニアに好きに作らせた結果の解がこれなのでしょう。
 14万円もしますが、これならば納得です。
・このイヤホンは送り出し側機器もスペックが必要となる
 安価なプレーヤーをヘタに当てるとますます低域が駆動しきれずブヨブヨになり、「なんじゃこれ」って評価になるでしょう。
 当方でもNW-ZX300で試しましたが、駆動しきれずグダグダでした。
 「感度102dB@1kHz、インピーダンス9Ω」って見ると楽勝じゃんって思うと酷い目に遭います。
 この手はスペックではなく、如何に送り出し側のアンプがきっちりウーハーを制御、制動するかに掛かってきます。
 となると、そんな事が出来るDAPはやはりそれなりになってきます。
 そして、イヤホン自体は色付けされているものなので、色付けが少ないDAPが望ましい。
 となると、実はDAPがかなり絞られてしまいます。
 ニュートラルで駆動力があるDAPをCopilotさんに伺うと、
1位:Hiby R8ii
→ ニュートラル・駆動力・現実的運用のバランス最強
2位:Fiio M17
→ 駆動力重視ならこれ一択
3位:SP3000
→ 解像度特化の高級ニュートラル(やや艶あり)
 だそうです。ニュートラルな音質のプレーヤーって売れにくい。
 M17もいいけどね、アチアチになる。
 幸いにR8iiは現在使用中なので、イヤホンとすごく相性が良い感じって事になります。
 もしくは据え置きならRME系でしょうか。

 送り側の音質はニュートラルかつ駆動力があるものを、個性的イヤホンを活かすにはアンプが個性的ではないほうが望ましいです。
 ちょっとだけの色付けで十分過ぎるくらいです。
 R8iiも若干色がついていますが許容範囲です。(RME ADI-2/4 Pro SE比)

 そんな感じで、良く聴くと低域の分離もバッチリで振動板を完全にアンプの支配下に収め、中高域以上は値段相応に強烈な分離で、モニターサウンドに近いながらも高域が刺さらず、音楽が楽しめるよう絶妙音質で設計されている事が解りました。
 副産物として、市販のアルバムに多い低域が弱めのアルバムも十分聴けるように低域が少し嵩上げされます。なので、聴きたくなる音楽のジャンルが広がります。
 個人的には打ち込み系音源は、音源の種類と鳴り方がよりリアルに聴こえます。
 またボコーダとかでヴォーカルをイジってあるような音源も、「歌詞の意味が日本語で理解できます」。
 これは大きいと感じました。それだけ分解能が高いってことです。
 そして必要以上に音が残らないのです。だからヴォーカルが余計に浮き上がってきます。
 昨夜も古い音源、今どきの打ち込み系、いろいろな音源を楽しみましたがかなり良いと感じました。
 最も嫌らしいのは音源が少なく、より集中できる、例えば幾田りらさんの「Sign」とか、Kiroroの「長い間」とか。
 でもイヤホンの性能で嫌らしさもなく完璧に鳴らしてくれました。

 イヤホン探しの旅は一旦止めて、Originでしばらく遊んでみようと思います。

THIEAUDIO Origin レビュー

まだ1週間も経ってないですが、だいたい解りましたのでレビューなど。
このイヤホン、変態極まりないです。低域は良く出ます。
でも、この低域が曲者です。
中域、高域はOracle MK3と類似で、低域がかなり良く出ますが、干渉はしません。
ですので、ヴォーカルやドラムスのシンバルなどが綺麗に聴こえるのはOracle MK3と同じ感じ。
ただただ低域が異質です。
ここまで言うのは、この低域の美味しいところを得るには「それなりの駆動力のあるアンプを奢る」必要があるからです。
まさにNS-1000Mと同じ事で、コヤツの場合は低域が出過ぎる系なので、振動板を駆動制御できるアンプが必要です。
アンプが非力だと振動板に負けるので、音像がボヤッとします。
その代わりアンプが良いと、低域のキックドラム、ベース、キーボードとかが綺麗に分離して聴こえます。
これだけ低域で押してくるのに、楽器の出音が分かれて聴こえるイヤホンはなかなか無いです。
14万円ですのでかなり振り切りながらもタダの低域お化け、色物にならないように細心の設計をしているのが理解できます。
(でも市場評価はおそらく色物系に分類されると考えられます)
また、特にライブ音源はライブ会場のアレイスピーカーからのあの暴力的な音がいい感じに再現出来ます。
音の色付けが物凄く特徴的ですが、ハマれば他に代わりがないと思われます。
ただし安価なプレーヤーではイヤホンに負けると思われ、試聴しても低域モコモコで「なんじゃこりゃ」となる可能性が高いです。
ですので、ユーザーを相当選びますし、環境さえ整えればいい感じに鳴ってくれるイヤホンとも言えます。
私自身「ちょっと出すぎかな」とも思いますが、不快ではないのでしばらくこれで遊んでみようと思っています。
試聴せずに中古で買うのは最も危険と思われるジャンルです。
THIEAUDIOの中でも変人枠と考えてもらうと分かりやすいと思います。
設計者が作りたいように自分の好みで作ったのが製品化された、そんな感じも受けます。
ただ作りこみはしっかりしてあるので、環境さえ整えれば破綻はしない、そんなイヤホンです。
この変態っぷりが最強です。日本メーカーじゃリスクが高すぎて絶対出さないジャンルの音質です。

YOASOBIのライブ映像は数多あれど

Youtubeで見られるこのフェス映像が飛び抜けていいと思った!

www.youtube.com
音質良い、画質良い、会場の盛り上がり半端ない、ikuraちゃんのツインテ、フェスなので激しい・・・。
YOASOBIの良いところが濃縮されたライブ映像と思いました。
しかし日本でやるとしても行くのは体力的にちょっと無理ですな、流石に・・・。