らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

加湿器の修理

今年の1月頃に購入し、冬が終わって次の冬がやってきましたので、加湿器を使おうと稼働させ始めました。
IリスOヤマ製UHM-400Tで、8000円ほどもするものです。

それが1年経たずして盛大に水漏れし始めました。
メーカー修理に投げるかなと思っていたのですが、保証書も行方不明ですしね。工賃+送料で買い換えという方向になるのはなんとなく見えます。
蓋を開けて修理が出来たので簡単に報告を。
本体の水タンクを外すと左手前にフロートスイッチがあります。
このフロートスイッチはタンクから供給される水の水位を見ているようです。
このフロートスイッチはフロートに磁石がついていて、軸の中はリードスイッチが入っています。
軸の中は表からはアクセスできませんので、蓋の裏から見ると、小さなプリント基板にリードスイッチだけがついたものが軸に入れてあります。
一応防水してあるんですが・・・基板の部品面からは。
でも、半田面はほったらかしです。ここが中華クオリティでしょうな。設計甘過ぎ。
リードスイッチの動作を確認すると問題なく、となると他に原因があるようです。
わざわざ専用基板を起こしてあるリードスイッチはメイン基板へリードが伸びているのですが、ここのリード取り付け部分の半田部分のパッド間隔が1mm程度と狭く、ここにカルキ等の異物が付着していました。これがリークし、フロートスイッチへの回路がオンになったままになっていたのでしょう。
異物を清掃したところ現在は問題なく動作しています。そのまま蓋をしてしまったのですが、ホットメルトで固めた方が良いのかな。
基板は位置固定を兼ねているので、直接スイッチのリードに配線を半田付けする方が賢いでしょうね。
もう1台、結婚祝いにもらったElectoluxのものがあり、これも動作しないのです。
これは中を調べるとカルキでコテコテ、フィルタももはや原型をとどめていませんでしたので、先ほどamazonで手配しました。これは大清掃が必要な感じです。
てな訳で、加湿器も掃除が必要という事でした。
UHM-400Tは、何せ電装品がほとんど水気対策されてないので、持って3年くらいでしょうか。
基板コーティング剤でも塗れば長持ちするのかも。
少々高価でも一流メーカー製が良いのかな。解ってはいるんですけども。