らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

それは1通の手紙から

先週金曜に、仕事中に庶務の人が「検診結果机に置いとくね」と、封筒を置いていきました。
他の人には何もついてないのに私のものにはどうやら妙な封筒が添付されている様子。
開封すると・・・「胃がん検診」とか書いてあります。
バリウム検査で影があったとか・・・。
少なからずショックで、仕事はちまちまミスってしまいました。
それはいいとして、家に帰ってから嫁に話すとそっから修羅場です。
せめて月曜日にでも渡してくれればなぁ・・・土日という長い長い時間があります。
金曜はとりあえず家で状況を嫁に説明して、すぐに地元の医院に掛かりました。
そこで胃カメラの予約をして家に帰りました。
そっからがまた修羅場。要は「あんたが死んだら私はどうなるの?(治療に必要な)金はあるの?」ということです。
私の親戚筋はがんで没した人はいないですし、皆さん長寿の家系。
てな感じで、7割くらいは「大丈夫じゃろ」とは思っていましたがあとの3割はなんとも。
今ここで死ぬことについては好きなことをそれなりにしてきてあまり悔いはないのですが、やはり残される嫁と娘が非常に気がかりです。家はローンがありますが死んだ時点で嫁のものになりますし負債もおそらくチャラになるでしょう。
あとはそれなりに働いて+遺族年金で、なんとか食っていけるんじゃ?と話しをしておりました。
そこでよく考えると私が死ぬ前提なんですね。この2日間で、嫁の中で私は何度殺されてシミュレーションされたんでしょう。保険の証券を探して詰問されたり・・・。
てなわけでこんな週末を過ごしたわけで、メンテも進まず。
とはいえ、完成して発送出来るものは早々に送り、仕掛かっているものをできるだけ仕上げてはみましたが、それでもこなせる限度があります。
そんな感じの週末を過ごし月曜は出勤、火曜日は検査の日。
過去にのどを通す胃カメラは飲んだことがあるのですが何せいい思い出はありません。
咳き込んで、寝かされた記憶しかありません。
今回は鼻から通すやつなのです。少しだけ期待しながら病院に。
少し待つと内視鏡室に呼ばれてストレッチャーに横になれと言われます。
ストレッチャー自体は前のお仕事でも何度か関わったのですがコレに横たわるのはたぶん初めて。
当然ですが前の会社の品物ではないです。
思いのほか座面?が硬いのですね。
最初に鼻の穴を通しやすくする薬を入れられて5分、次に鼻の穴に麻酔を入れて3分。
麻酔薬が鼻から喉にたれて周辺が麻痺してきます。
程なくしてドクターが来て説明があったあと、検査が始まりました。
通すのは1分ほどでさくっと通っていましたがそれにしても楽ではないですね。
喉に管が通った時点で人間ですから反射でえづいてしまいます。
検査が始まって画面を見たいので見ていましたが、やはり咳が出て仕方ないので無理に見るのはやめておとなしくしていたところ、徐々に落ち着いてきましたので改めて画面を見ていましたが、胃の中は綺麗なピンク色でした。
少しだけ赤い色に荒れている部分があり、そこの組織を採取しておりました。
検査自体は30分程度で完了。しかしもう1回受けるのはやはり遠慮したいですね。
結論としては「慢性胃炎程度でまったく問題なし」とのこと。肩の荷が下りました。
しかし厳しい3日間でした・・・。
てなわけで、お待たせしている皆様には非常に申し訳ありません。
今日からメンテ再開で随時作業をこなしております。
今日はサンクラのミキサーのモジュール2本、9440Aの放熱グリス塗りなおしを途中まで。
明日は9440Aを完成させる予定。