らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

PS-400のハンドル

初期型にはアンプの左右にハンドルがついていますが、このハンドルの固定って思ったより危ういです。
ラックマウント耳とハンドル部の2ピース構造で、ハンドルに掛かる力に対してねじが小さいと感じます。
小さくても良いのでねじが多いとまだ良いのですが、たった2本で止まっています。
ハンドルに思わぬ力が掛かるとねじが折れまして、面倒くさい事になります。
で、折れたねじの除去ですが従前は非常に苦労しておりました。
諦めてねじ穴を別なところに立てることもよくありました。
しかし!先日購入したネジザウルスが大活躍であります。

エンジニア ネジザウルスM2 φ2~3.5mm用 静電気対策 PZ-57

エンジニア ネジザウルスM2 φ2~3.5mm用 静電気対策 PZ-57

このハンドル部のねじ折れはかなり難易度が高いです。なぜなら
1)ねじ周辺に1mmくらいの突起物があり、ザウルスが掛かりにくい。
2)ねじ自体が引きちぎられて切れているので、そこにザウルスで力を掛けても崩れるだけで掴みどころが無くなる。
3)ねじ自体が小さい。(M4くらい)
今回入荷のPS-400で4箇所全滅という泣ける状況があったのですが、結果うまくねじを除去することができました。
このハンドルですが後期仕様ではなくなったのは、折損が多く苦情があったんではないかなと。
何せ信用してこのハンドル使いますからね・・・。で持ち上げて落っことすとか。
で、こんどはコレをツアーケースに入れたり現場用のラックマウント棚に入れてふたをしようとするとハンドルが邪魔とか。
なので時々取り外されたアンプも出てきたり。
あまつさえハンドル単体がオークションに出たり。
ハンドル一つと言えどもなかなか深いですね。