らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

TASCAM CD-701

Lchだかが音出ないてのを入手。
通電チェックするも確かに音出ず。ヘッドホン端子で確認。
事前にサービスマニュアルを入手してあったので回路を追う・・・前に電源電圧を確認しておく。
オペアンプは±15Vで動作しているようですが、不調chはプラス側が3Vくらいしかない。これでしょうね。
不調chのDACチップで当たると+15V来ています。て事はそっからオペアンプに分岐するところから先がおかしいと。
基板を追うと1箇所はんだ付け出来ていると見えるのにテスター棒でつつくとバチッと言う箇所があります。はんだ付けします。
これで電圧は直りましたが音は出ません。DACチップまでは正常、XLRバランス出力回路はヘッドホン回路より後に作ってあるのでヘッドホンの時点で出ないとなるとそこから上。どこかがショートしている可能性が高いので、通電しつつオペアンプを触ると1個だけ異常に熱い。多分コレです。
てな訳で手持ちのものと交換。修理完了、30分で終わりました。
さすがは放送用、メンテナンス性は良好で上蓋を外しオーディオ基板は目の前の2本のネジを外すと起こせました。
でも1本ネジ無くなってたよ・・・。
正常動作を確認して、不足ネジは手持ちで補って蓋をし、Macro-Tech5002VZに直結し「Candy Racer」を再生確認中。
音飛びなし、スキップ動作も素早く安定しており問題ありません。
何気にこの701ってピックアップもソニーのKSSの一番高いやつだったか、高級機用で手に入らないやつなんです。
それにVRDSメカ積んでいるんですよね。
CD-601や601mk2よりレアで音質は良いです。ピックアップも元気で蛍光表示管も元気、当たり個体です。
多分そのうちに処分する・・・かな。考え中。
おそらくですがRC-601とか601MK2のコントローラーがある程度対応していると思われます。