この3日ばかり、故障したD-150A2と戦っていました。
状況はヒューズホルダがないので電源入らない、ジャンクというもの。
まぁ、ヒューズホルダをわざわざ外して捨てるという事は故障しているには違いないです。
ヒューズホルダを交換して通電するとヒューズが瞬時に切れました。
中を改めるといい感じでいじり倒してあります。
この状態で通電した俺も俺だが放置すんなよな・・・。
2枚目の写真ですが、配線位置は純正と同じです。
ただし青色の配線は-VCCで純正の配線ですが、このロットでは終段Trの固定ネジをわざわざ絶縁して固定兼、基板側への電源通路になっているのです。
今回の個体はTrを過去１回外して絶縁せずに再度固定だけしてあったのでそりゃファイアーですよ。
絶縁体は無くても配線を引き直せば問題ないので引きなおし。
終段Trは1個ショート。これは交換しました。
配線を直し、接続を戻したところ通電はできるようになりましたが、音が歪みます。
電解コンデンサを全交換し、回路の電圧を計ったところ-10V系がなぜか-8Vくらいしかなく、異常なのでツェナーダイオードを交換したところ-10Vになりました。この他、オペアンプも不良が判り虎の子のuA739PCと交換。
しかしまだNGで、終段トランジスタ手前のD40P3も不良で交換。
この時点でCH-2は無事に動作するようになりました。
ただCH-1は重症でスピーカー端子にほぼVCCが出てくる非常に危険な状態です。
幸いに動作品のD-150A2でシリアルが5000ほどしか違わない同時期のモデルがありましたのでいろいろ比較しますが致命的な部分は見つからず。途中で抵抗が1個、5.6Ωなのがなぜか2.2KΩくらいに高化しているものが見つかりました。
表面がスポット的に1箇所だけ焼けていて、何かあったようです。
未だ調べ中ですが気力が持たないことと御依頼品もありますので、そちらを優先することにし、後日暇なときにチャレンジ予定です。
