らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

PS-200

使用中、急に発煙しヒューズが飛んで、ヒューズを交換した後通電するとIOCが消えずCH-1のSIGNALが点灯したままという個体がお越し。
いきなり通電するのは怖いのでまずは外観チェック。発煙ということですが、基板に焦げている個所はない様子。
次はスピーカー端子でアナログテスターを使って抵抗計でチェック。CH-2はプラスマイナスとも無限大に近いがCH-1は片方が50Ωとか異常値。
終段トランジスタがお亡くなりのようです。
幸いにPS-200。400ほど部品が多くないのが幸いです。
通電もしてみますが上に書いたとおりの不具合+スピーカー端子に45V。ダメっすね。
手っ取り早くトランジスタを外していき、チェッカで見るとメタキャンのQ135がショート。
手持ちをゴソゴソして新品の互換品が出てきました。
(純正品ではないですが純正で指定される型番の現行品です)
取り付ける前に通電してスピーカー端子を当たると電圧はゼロ。
他もショートしていると電圧が出てくるはずですが、出なくて一安心。
他に被害は無いようです。トランジスタの劣化ショートですね。
交換し通電してOKでした。ああよかった。
そのまま完成というわけには行きませんのでバイアスの確認。
Hfeの違いか、かなり低めです。この辺オフセットと共に再調整必要ですね。
修理屋としては、D-150A2の同様の修理と比較するとこっちの方が気持ち楽かなぁ・・・という感じですね。
30分ほどのクイック修理にしては内容が重たいなぁしかし。