らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

Urei 6150

電源ケーブルもボロだったので2sqのソフトVCTに新品交換、プラグはマリンコを奢りました。
ヒューズホルダーも配置が悪く電源基板接触スレスレだったので電源ケーブルと配置を入れ替え。
このアンプもそうですが1Uサイズのパワーアンプというのは構造的に駄目な感じがします。
先日発煙した原因ですが、シールド板が回路に接触していたと考えられます。
シールド板を取り外し絶縁テープでぐるぐる巻きにしました。
通電したところCH-1が歪みます。焼損の原因になったシールド板はCH-2の側面なのですがそっちはOK。
CH-1の歪む原因をいろいろ調べるとトランジスタ1個がショートしていました。
まぁ50VのVCCが掛かる部分ですし、経年劣化でしょうね。
手持ちの在庫の上位互換品と交換し修理完了。さくっと書いていますが調査修理に3時間くらい掛かっています。(汗)
あとはバイアスを再調整して完了です。このアンプはいわゆる「フルメンテ+α」相当の内容で手を入れてみました。
自家用ヘッドホンアンプ兼サブアンプになる予定です。
同時代のCrownD-75と比べると金の掛かり方がぜんぜん違うのが面白いところです。
Crownはこのサイズの半分くらいです。でもあれだけの音が出るのは立派です。
電源の平滑コンデンサはオリジナル8200uF、今回10000uFを入れてみました。
サイズ的にギリギリです。
電源スイッチは例によってネオン内蔵で通電状況がわかるようにしてあります。
当然ですがオリジナル配線だけではネオンが点灯しませんので、電源から配線を1本分けてもらう必要があります。
それにしても疲れました。