らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

AMCRON D-75A(自家用)のメンテナンス

さくっと終わらせました。
今回は放出先が業務用機材屋なので長時間酷使されたらしく例によってR1,R2は焦げていました。
なんで+VCCからのシャント抵抗って昔の機種から余裕無いんだろうか。
メンテナンス用タイマーですかね?(笑)
絶対、メンテナンスでは交換する部品ですけどね。
あとは定番の電解コンデンサの小型品全交換、入力端子交換。
VCCに吊ってある4.7uFなんですがCH-2の方が製造時に極性ミスって接続されてました。
見た瞬間に違和感を感じました。
酷いなこれは。幸い100Vの耐圧に対して30Vしか掛からない為、パンクはしていませんでしたがNGですね。
幸いにサービスマニュアルがあったので回路図を見ると明らかな逆接でした。
あとはネオン管を交換。100Vのネオン管単品があったので使う。
LEDでもいいんですけど、私はネオンに拘りたい。
以上で完成。試聴中ですが特段大きな変化はなし。
以下外観写真など。

AMCRONブランドD-75A

実にレアなAMCRONブランド。背景がばっちいですね、すみません。

正規輸入品の証

正規輸入品を示すヒビノさんのシールあり。これもレア。PSEマークがあるのが時代ですね。

製造が新しい

新しいが故に製造年月日が・・・2010年製造品のようです。
なんと比較的最近まで製造してたみたいですね。
当然メイドインチャイナ。2010年だとMC33079がそろそろ手に入らなかった筈なんですがDIP品が使用されています。
おそらく在庫品でしょうね。
うちのMacro-Tech 5002VZは交換経歴があるようでSOPが使われていました。変換基板で載せてありました。

トランス周りはCROWN品と違うところ

トランス周辺ですが並行品と違って電源電圧変更出来ます。なのでゴチャッとしています。
これはAMCRONブランドならでは。
CROWNの米国内向けではラグ板はありますが配線が少ないです。
サービスマニュアルがあるのでバイアス調整とかも出来るんですが新しい(10年そこら)なので今回は作業せず。
今回初めてD-75Aのサービスマニュアルを真剣に見ました。