海外製の某パワーアンプの修理の続きをしていました。
動作は問題なくなりましたが、予防保全ということで。
残る電解コンデンサの交換、入力のフォーンジャックの交換を実施。
フォーンジャックは市販品と取り付け径が違うのでリーマーで広げました。
リレーの交換を目論んでいましたが、リレー電源回路のズボラな設計が災いして交換には至りませんでした。
このリレー回路、電源トランスの二次側から1本配線を分けてきて、ダイオード、抵抗を経てリレーに入っているだけなのですが、50V程度のトランス二次電圧から820KΩの抵抗+ダイオードの電圧降下で、オリジナルのリレー装着時の実測はDC30Vでした。
リレー撤去時の電圧が約48V(!)でした。
元々、定格24Vのリレーがついていましたが、動作電圧マージンをプラマイ10%と見てもダメですね。
取りあえず安定化して欲しいところですな。
そして、市販の同程度のリレーを探してきて交換するも、リレーのコイル抵抗が以前と同じじゃないのでコイル電圧が36Vとかあり得ない電圧になっています。(汗)
多分コレに見合うリレーは入手出来ないですので、諦めて安定化電源回路を追加することにしました。
7824を使えば簡単な事ですし。
それにしても、この適当な設計は日本のアンプメーカーでは考えられないですね。
メーカーや型番を明かしたいところではありますが、依頼主からの要望で詳細は伏せて欲しいとのことでした