何台かパワーアンプが入っては出ていくのですが、お気に入りのアンプはだいたい決まっています。
私の中では、Ureiの6300、6250、6215など。
特に6215は異色で、1Uサイズながら個人的にはCrownの同クラスより音が好きです。
Crownでは、D-150AII、DC-300AII、PS-400、PL-4、Studio Reference等です。
この辺はどれを入れても大きく失敗することがないと個人的に思います。
多少アンプのキャラクターもありますが。
今日はその中で6215を弄っていました。
この6215、CrownのD-45、D-75Aあたりと並ぶ品物なのでしょうが、Crownが終段をトランジスタで真面目に？作っているのに対し、Ureiさんはなんとサンヨーのパワーアンプ用ICで作ってあります。
業務用アンプの終段がサンヨーのパワーアンプ用ICってね。
サンヨーのパワーアンプ用ICって言えば、ミニコンポ、テレビなんかの音声出力にさらっと使うイメージなのですが、割と音質を大事にするイメージの業務用パワーアンプにコレとは驚き。
決して中を見てはなりません、という感じです。
でも、音質はUreiの音なのですよね。Crownに比べて少し柔らかい感じの心地よい音です。
現在メンテも済んで音を聴いていますが、正直Studio Reference2と比べても、目くじらを立てるほど音質も違いません。
ある意味、Crownさんではこんな事をしようとすら思わないのでしょうね。非常に手堅い作り方かと思います。
うちのメイン機材に入れても、コレがこのアンプの音？とは思いませんね。
オークションにも余り出ないようです。出てきても知名度はCrownには及ばないので安価な傾向です。
世の中、業務用アンプと言えばCrownみたいなイメージですが、他社にも良いアンプは沢山あります。
個人的にはQSCなんかも良いと思います。
