らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

Crownの総括

パワーアンプでは、個人的にはPS-400一押しです。一番まとまっていて音も良い。でもって品数も豊富。メンテも割としやすいです。
PS-400は中高域に特徴があり、やや派手目に鳴ります。
これがきついという人にはDC-300A2をお勧めします。
正直D-150A2でも十分良いですけども。
国産のプリメインからの乗り換えであればD-150A2で十分凄さがわかってもらえます。
それ以上のクラス、たとえばMacro-ReferenceとかStudio Referenceとかになると、何かと日常に差し支える部分が出てきます。それは太い電源コードだったり、重さだったりします。よほどでなければ無理に導入する必要はまったく無いです。PS-400で十分良い仕事をします。
場合によってはPS-200をBTLで2台使うという向きもあります。
最強はPS-400のBTLですが、さすがにちょっとアレですので。
PS-200も良いアンプです。音量が出せない環境でしたらこれで十分でしょう。
D-75Aについては、D-150A2よりやはりそれなりという評価でした。
電源が低域の駆動力に影響してくるのが良くわかります。
プリアンプに関しては、音質で言えばPSL-2、SL-2に尽きます。
意外なところでSL-1がなかなかお勧めです。音はSLシリーズなので良いですが、人気がやや低いですね。勿体無いです。
DL-2も良いのですが、まともな個体はだいぶ少ないでしょうね。メンテ必須かと思います。
また、電源セパレートという構造、凝りに凝った内部回路も年式を経るとトラブルにつながります。内部は当時なら驚きのロジックコントロール、今の時代に修理するとなるとロジックIC1個の入手に泣きます。
(これはPS-400やPS-200にも言える事です)
メンテナンスはSL-2等に比べると相当面倒です。
しかし動作が問題なければこれまた良い音です。
以上、DL-2の駄々っ子ぶりに泣きを見ている私の戯言でした orz