らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

Protracker 試聴

完成したのでメインシステムに入れて鳴らしてみました。
DELTA200の出力をコレに入れてパワーアンプにつなぎ試聴します。
パワーアンプは先日メンテ済みの6250です。
何か位相がおかしいような?何せ落ち着かない感じの音です。
耳では何が悪いのか判別がつかなかったので、こないだのオーディオスコープを持ち出します。
DELTA200から、テストトーンを送り出してみます。
どうやら1chだけ微妙に逆相成分が出ているようです。
他のチャンネルとボードを差し替えると、現象が移動しますのでボード側の問題です。
半田付けなどを調べても問題は無い様子・・・部品を調べてみると電解コンデンサの付け忘れが(汗)
手持ちをさくっと取り付けて動作させると綺麗に落ち着きました。
全ch確認して問題ないことが確定すれば納品です。
オーディオスコープはこういう時便利ですな・・・。
ボリュームのギャングエラーも画面上で判ってしまいます。
当たり前ですがProtrakcerはDELTA200とは別物ですので、残念ですがギャングエラーもそれなりです。
物理的なボリュームの位置を左右そろえても出力レベルが少しずれています。
これは民生機では当たり前のことです。
DELTAは流石に左右ピシっと揃っています。
しかしProtrackerの音質はこれで十分良いように思います。
依頼人様は「IC-150やDH-110(Hafler)を現状使用していて、これの音質がどれほどかすごく楽しみ」ということでした。音質的にはそれらを凌ぐ音ではあると思います。
問題はメンテに異様にお金がかかってしまう事です。