珍しいパワーアンプが修理依頼で持ち込まれました。
米国BGW社のパワーアンプです。電源を入れると唸り音とともに部屋の照明が一瞬暗くなる状態・・・。
幸いにアンプモジュールがコネクタで切れるので、コネクタを外して動かしても同様でした。電源回路の不具合と断定。
残るはトランスかダイオードか電解コンデンサ。調べると電解コンデンサのショートでした。またサンガモです。時々ショートしますなコレ。
互換品の調達めどがついたのでご依頼人様に連絡済です。
しかしこの電解コンデンサ2本(10000uF/100V)を取り出すのにかなりばらさないといけないのが大変でした。電源トランスとスピーカー端子まで外しました。
メイン基板はコネクタで切れるようになっているのは良いのですが、いざアンプシャーシから切り離すのはかなり苦労しそうな構造でした。
なので電源トランスを外すのが最も簡単と判断しました。
ご依頼人様はこのアンプを新品で当時購入されたそうです。
リアには松下の輸入時の点検ステッカーがありました。
代理店は松下だった様子です。部品もそれなりに松下使っていますし判らないでもないです。
ご依頼人様は良質なプリアンプをお探しだったようで、棚からProtrackerが貸し出されましたが、どうやらそのままお買い上げらしいです。(汗)