らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

久々のSL-2

ジャンクをそこそこの値段で入手。
リアのProcessor Loopケーブルが無かったのでそれか?と思ってケーブルを準備して電源入れました。
しかし動作しません。リレーの音がしない・・・。
うーむ、当てが外れた(汗)
てな訳で本格的に修理せねばなりません。
中を見てみるとオペアンプがフォノ以外全部「高音質タイプ」に変更されていました。
故障の原因はたぶんコレ?という訳で、まずはオリジナルに戻します。
でもNGです。SPIのLED(SIGNALですね)が無信号なのに点灯したままです。
まずは基本ということで電源回路を調べると-18Vが出ていません。
3端子レギュレータを交換し修理完了となりました。
おそらくですが、オペアンプ差し替えしたところで実は発振か何かしていたが音は出ていた。
しばらくは動作したがオペアンプが不良となりショート、マイナス電源をショートさせ3端子レギュレータを道連れに死亡した、という感じでしょうか。
なので、お願いです。オペアンプ差し替えして「音出た」という前に、出力回路をテスターで当たって変な電圧が出てないかどうかの確認、オペアンプが過熱していないかどうかの確認、できるなら出力をオシロスコープで見て発振していないかどうか、確認してみてください。
過熱具合ですが、指で触れるくらいなら正常でしょう。触れないくらいであればNGと判断できます。
オリジナルと発熱具合を比較すると良いと思います。
オペアンプ交換で音質が変わることは否定しませんが、先ずは安全第一だと思います。