出戻り個体の修理です。
トランジスタが1個不良で交換、それでOKかと思いきや動作NG。
挙句の果てに異常のCHが入れ替わったりします。
またメインボリュームを上げるとスピーカーからノイズが・・・。
いろいろ調べた結果テストベンチのDA9624が死亡！（汗）
フォーン端子から9V出てました。パワーアンプ側は正常でした。
急遽メイン機材から信号を貰って動作させるとまったく問題なし。
1日分くらい遠回りしましたよ、ええ・・・。
問題はDA9624は回路図が無いのですよ。
幸いに回路は平易な感じです。
DAコンバータはAK4393VF、その後にオペアンプNJM2068、NJM4580、アンバラ-バランスコンバータにDRV134UA。
でもアンバランス-バランスコンバータは怪しくなさそうなのでオペアンプでしょうね。
回路を調べると4580周辺が-13Vだらけ。（笑）
正常chは0V程度で、原因特定。てな訳でオペアンプを交換。
抵抗も1本焼けて切れていたので普通の抵抗に交換。
チップ抵抗でもいいけど自家用のテスト機材ですんでね。
出力も電圧チェック、全然出ていませんのでOK。
単体でデジタル入力だけ入れてレベルメータを確認、問題無く左右揃っています。
もちろんテスト機材ですので、改めて左右の揃いをリーダー電子の5835で確認、きちんと出ているので完成。
再度D-150A2に接続しチェックすると・・・片chのボリュームの効き方が変です。
おそらく強烈なDCで焼けたんでしょう、てな訳で交換。
無事に修理完成です。
ずいぶん遠回りな修理だな、しかし・・・。
