らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

AU-777Dの調査

Protecter回路の調査。
D004,D005にテスターをセットし電圧の監視。何ボルトになれば点灯するのか調べます。
本当に終段がNGなのか2SF656が不良なのか調べたいのです。
当初1.5mV前後でしたがじわじわ上がっています。
おそらくある程度上がればProtecterが点灯するのでしょう。
ただ2SF656も古いのでコレ自体の信頼性も低いです。
メンテするならこの辺も手を入れて欲しいところですね。
この回路は電解コンデンサだけ交換されており半固定VRはそのままでした。
ここも怪しいですけどね・・・。
交換して抵抗値を同じに揃えておけばとりあえず問題出ないのにな・・・。
残念なことにAu-777系のサービスマニュアルは出回っているんですがこのVR001に関する記載がまったく無いんですよね。
Portectランプが点灯すると、ランプ直後のB6端子(パワーアンプのドライバ段)の電圧がおそらく下がるんでしょう。
要するにアンプの電源回路に電球が直列で入っています。(!)
点灯しなくてもヒューズ兼用にもなるんでしょうか、そこまで考えているのかな?
B6端子の先はバイアス回路になっているので、半導体が動作しなくなり回路保護とするようです。
スピーカー端子にヒューズがないからちょっとな、と思っていたら旧式のOTLなのでスピーカー端子前に電解コンが直列で居ます。
なのでVCCダダ漏れは無いのかな。
久々にサンスイをいじると海外製と違うので違うところの頭を使います。(笑)
あと、このアンプはメインボリュームが二軸で外側がバランスです。
つまみのクリアランスがないとメインボリュームを操作するとバランスも一緒に回ります。
今回それが無くて一緒に回っていました。この辺もちょっとした事なのですけどね。