らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

Liric、マイナーチェンジの模様

愛用している初代Liricはそこそこくたびれてきています。家でも普段遣いしますし、夏場以外は外に持ち出しますからね。
Meze Liricのイヤパッドを調べていると一応は売られてるんですよね。
何より本国のHPでは売られています。145ドル。2万円ちょいですな。
Amazonに写真があったのですが、イヤパッドは単純に両面テープで止めてある様子。
なんでここをEliteみたいな構造にしないのかね・・・。
とか思いつつ、調べてたらLiric2なんてのが最近発表されとる。
mezeaudio.com
一番の懸念だったイヤパッドはEliteみたいな着脱式に変更された模様。あのな。
初代は、代理店公式として「どうするか検討中」みたいな事を書いてあって放置。
本家でキット出しているくらいなので交換はなんとかなるんでしょうな。
さて、仕様を比べてみましょう。
形式  密閉型(同じ)
周波数帯域 4-92,000Hz(同じ)
インピーダンス 30Ω(Liric) 61Ω(Liric2)
通常音圧 100dB (1mW/1kHz) (同じ)
最大音圧 130 dB (同じ)
ひずみ率 0.15%未満 (同じ)
重量 約 390g(Liric) 427g(Liric2)
ケーブル仕様 3.5 ㎜ステレオミニプラグ
ケーブルはあのクソ高い銅色のケーブルが標準になったようでその分お得かも。
4.4mmケーブルも標準添付らしいです。
見た目はハウジングが一部木製、ドライバーは一応同じ。
てことは極端な差は無い?
お値段は本国で2000ドルなので、今の日本でのお値段260,000円のままだと嬉しいんですが・・・。
一番の謎はインピーダンスの差ですね、なぜ61Ωと2倍以上になるのだ?
ちなみにLiricを単純にDMMで実測すると22Ω、Eliteで31Ωでした。
ここまで来るとShanling M9 Plusで鳴らせるかどうか。
Liricも1年くらい掛けてやっと本来の音が出るようになりました。
今は極上の音を奏でております。
この辺はちょっと試聴しただけでは解らない世界で、あくまでユニットを育てていくような感覚で長い付き合いが必要ですね。結果、手放さすにいて正解だった訳です。
Eliteは正攻法で開放型ですんで、あくまでユニットの音で低域を出そうとしていますが、Liricは振動板のサイズが小さい分、密閉型にして低域を伸ばしています。密閉型と平面駆動の美味しいところをうまく調理した感じです。
EliteとLiric、両者を比較すると、確かにEliteの方が良いのかな?と思うのですが、めちゃくちゃに差がある訳でないので使い勝手の点で、予備にLiricをもう1本持ちたいなとか思っていたのですよね。
改めてEliteとLiricを試聴すると、Liricの方が高域が伸びてる感がありますね。好みはこの音かな。
なんだかんだで、最初に買ってから気に入って手放していないので。
多分ちょっと癖のある音なんでしょうけど、幾田りらさんのお声を気持ち良く聴ける点では揺るがないですね。
とりあえず完実さんに発売予定を聞いてみよう。50万すると買えないですけど26万ならなんとか。