らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

PCとピュアオーディオの融合

音楽用PC

ピュアオーディオというモノはとかく手間を掛けるのが一つの特徴ではあり、その究極がアナログレコードではないかと思います。

私は根っからのめんどくさがりなので、昔からCDの交換はめんどくさいと思っていました。しかし、音質には妥協したくありません。
その回答がCDチェンジャーなのですが、そろそろアナログ力業機器も卒業でしょう、という感じで、先日音楽用PCを思い切って入れました。
それは日記に書いてある通りですが、問題がどうしてもあります。

Windows内部のMixerを通らない環境作り(音質の劣化)
・音とぎれの解決
・リモコンの使用
・使い勝手の良いプレイヤーへの変更

いずれも先人が踏んできた道、自分も踏むわけです。

<OS内部のMixerをパスする方法> nc35様、thx!
WindowsPCでは、どうしてもSystemのMixerを通して出力されるのが仕様ですが、これを通さず出力する方法があることがわかりました。
それが、「Asioドライバー」というもので、これは必須。
これに対応する「サウンドカード」「プレイヤー」が必要になりますが、サウンドカードに関してはオンボードのへなちょこでも対応させることが出来るソフトがあります。
なので、ドライバーさえそろえて、デジタルアウトが付いているサウンドカードがあれば例え1000円の安物カードでもその恩恵にあずかれます。

私は、サウンドカード(USB外付けのRoladのUA-20)は最新ドライバでASIO対応だったようで、プレーヤーのみいろいろ探して、結局「foobar2000」という、聞いたこともないようなものになりました。

<音とぎれの解決>

いくらOSの動作を軽くしようとも、私の環境では音のとぎれが出ました。
UA-20のデバイスドライバは最新にした上で、コントロールパネルにUA-20のアイコンが出来ますので、ここから「オーディオ入出力のバッファサイズ」をデフォルトより少し多くしたところ解決しました。悩んでおられる方も少なからずいらっしゃるかと。
ついでに、「ASIOの設定」で「バッファサイズを小さくする」の項目もチェックしておきましたが、音とぎれは発生しなくなりました。
OSは念のためWinXPですがクラシック表示、「システムのプロパティ→詳細設定→パフォーマンス→詳細設定→プロセッサのスケジュールを「バックグラウンドサービス」に」設定。
メモリは標準256MB+追加で512MB増設。
HDDは容量不足なので標準から7200rpmの100GBへ載せ替え。

なんだか一昔前のCD-R ALL Writeなんてのを思い出しました。

リモコンとプレーヤーは今のところそのままになっています。
リモコンは最近いろいろ出てきているようなので、いろいろ探してみようと思っています。
プレーヤーは、ASIO対応というだけでぐっと限定されてしまうのでしばらくは現状のままです。

※ASIO設定後、出力が本当にASIOになっているかどうかを確認するには、
Windowsのイベント音が聞こえない(デジタルアウト側ではなく、PC本体から音がする)
・OSのミキサーを見て、ASIO側ソフトから音を出してもメーターが振れない。ボリューム操作をしても反応しない。

などがあります。

ようやく、PCでAudioという融合化が我が家でも始まりました。

今回のご予算:

PC本体 日立A4ノートPC FLORA 270W NB2 中古 \39,800
(Celeron2.4GHz HDD:30GB MEM:256MB OS:WinXP Pro 15inTFT CD-ROM)
サウンドカード Roland UA-20 \4,000
(CD-ROM、取説つき、デジタル出力可能なUSB接続サウンドカード)
HDD 日立 100GB/7200rpm 確か1万円弱
 (ThinkpadR60eの換装用に買ったが普通のATAで使えなかったもの)
メモリ DDR333 SDRAM PC2700メモリ 200Pin S.O.DIMM 512MB \7,980

約6万円ですね・・・
ジャンクなどで安く上げられるとベターでしょう。
私はPC本体にちょっとお金を掛けすぎました(汗)
尤も、PC本体は静かでなければピュアオーディオとしては困りますので、その為にノートPCを選びました。
今の時代なので、CPUはせめてGHz台のものにしておくと良いでしょう。

音質ですが、まずはDU-10内蔵トランスポートとそう大差ない音が出て一安心です。
ASIOドライバーを入れる前は、やはり音の迫力も無く、なんだかくすんだ音質でしたが、ASIOドライバーを入れる事で、ピュアオーディオに耐えられる音質となり、ASIO様々です。
曲の変更が非常にスムーズで、まさにジュークボックスです。
便利の良さを痛感します。

余っているPCが手元にあれば是非試してみてください。
便利で手放せなくなりますよ!