らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

D-150A SeriesIIの続きの続き

コンデンサを換装した同機ですが、今日家で数時間連続で通電、音楽を聴いていますが、換装直後の音の硬さがだいぶ無くなってきて、心地よく低域が伸び始めました。

ステラ・ハーモニーとの組み合わせだと低域過剰気味かも知れません。
明日、日中にL166で試したいと思っています。
取りあえず、現在はメイン機として使用中です。
音質的には十分こなれました。

バイアス電流を調整したためか、それなりの発熱があります。
とはいえB-2301程でもなく、部屋の暖房を担うのは無理です。(汗)

もう1台のD-150A SeriesIIも、先日開腹したら全数がBlackgateではなかったので、先日買ってきた残りを使って換装しようかなと考えています。
多分他の修理の時に使った残りのコンデンサで換装したような。

後はセカンドシステム用に、プリアンプを探さねば。

DAコンバーターの良いものも同時に探し中なんですが、先日ヤマハのAD-100というAACデコーダーを所有していた事を思い出して、引っ張り出して音を出してみました。

う〜ん、悪くは無いね。1.5万円程度でヤフオクで買えるから、その値段だと悪くは無いです。
明日、L166と組み合わせて音を確認したいと思います。

D-150A SeriesII、修理もしやすいし音も良いしメンテ資料も入手しやすいので、個人的にはお勧めです・・・またヤフオク相場に影響するんだろな・・・。
但し終段トランジスタが飛んだなどになると、大変な事になりそうです。
Amcronモデルなら修理が国内で出来ますし、お値段も安いようなので安心かも。

ちなみに、入手難になりつつあるオペアンプのLF357Nは予備を仕入れておきました。

D-150A SeriesIIの音質は、前に所有していたPSA-2とはだいぶ違って、PSA-2がどちらかというと、SRアンプ的な音で無論JBLのスタジオモニターなんぞ余裕で鳴らしまくる訳です。
例えるなら、体育会系の熱血若手営業マンて感じでしょうか。
しかし、それ故繊細さの表現がややしんどい感じで、気合いを入れて聴くには良いけどBGMにするとちょっと疲れるような音質だと感じました。
D-150A SeriesIIはPSA-2よりソフトな音質で、家庭での使用にもちょうど良い感じです。
ゴリゴリ感は少ないですが、低域はちゃんと鳴らすので私の好みには合います。
細かな気配りが出来て、きちんとツボは押さえている、ちょっと歳を重ねた年配のベテラン営業マンて感じでしょうかねぇ。
SRアンプのゴリゴリとした駆動力を期待するとやや寂しいかも知れません。

さて、D-45やD-75なんてのもありますが、ネット評判でもよく売れているようです。
多分、これはD-150A SeriesIIよりは下になるかとは思っています。
物理的にあのサイズでは出てくる音に限度が見えますから・・・。
なので、結構ヤフオクにも出品されているように思います。
D-150A SeriesIIもクラウンのラインナップの中では中級機なんですけどね。
家庭用なら必要十分です。