らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

rai_chan2008-04-08

業務用オーディオ機材について、改めて見直してみました。
たまたま、サウンドハウスの顧客情報漏洩にからみ、同社のHPを見に行ったところ、明らかにパワーアンプの扱い品種が増えています。
特にローエンド機種も充実しており、イチかバチかオーディオ用として買ってみるという人も多いようです。
明らかに一般のピュアオーディオ用としての感想が掲載されていたりします。

業務用もピンキリですが、業務用機材を家庭に持ち込むのは、そのリスクさえ容認出来れば安価で良い音が楽しめるかと思います。
ローエンド業務用は家庭用と大差無いものもありますが、それでも家庭用の変に高額な機材を買うより賢い選択じゃないでしょうか。
リスクとは、排気ファンの問題だったり、ノイズに対する配慮だったりします。
そういうものだと割り切れば本質的には良いものなので、気にならないと思います。

家庭で使用する場合、問題になるのはプリアンプですが、現実的にパソコンからASIOなサウンドカード経由で外部DACを通せば、ピュアオーディオクオリティでパソコン側で音量調整出来るので、無理に買う必要も無くなってきました。
音質的にはプリを入れるべきかと個人的には思いましたが・・・。

DACも難しいところですが、業務用でも良いDACはホントに音が良いのですね。
今回仕入れたADA1000が思いの外良い品でしたので、今回はそう思いました。

但し、スピーカーだけは業務用は避けた方が良いですね。
スピーカーは楽器みたいなものなので、PA、SR用途のスピーカーを家庭に持ち込むのは無理があります。
民生用の無難なものを選ぶ方が苦労しないかと思います。

ウチの機材で、既にパワーアンプDACは業務用になってしまいました。
プリアンプというものは業務用には存在しないのですが、その代わりにミキサーなんてのがあります(爆)。

アムクロン/クラウンが出しているプリアンプは、民生用に少し作ってみたものなんだと思います。
本業はやはりパワーアンプ屋さんなのでしょうね・・・。

PCをピュアオーディオのメインとして据えてから、CDプレーヤーの稼働頻度がずいぶん減りました。
今回、ADA1000導入で、さらに減るかと思いました。
本腰を入れて聴くときはやはりA730クラスでないと体が受け付けないのですが、ADA1000はかなり良いのです。
A730とは路線が違う音なのですが、本質的な業務用の音づくりはあるのだなぁと思った次第です。

そして、民生用の機材がいかに無駄に重く、外観だけのもので中身はそれなりなのだという事がよく分かってきました。