らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

rai_chan2008-04-16

最近お気に入りのJBL L166君の修理を少ししてみました。

このL166君は、手元に来た時点でかなり外観が悪く、ツイーターへこみ1本、スコーカーへこみ2本、箱は汚れ大、エッジは既に貼り替え済み(素人くさい)の満身創痍でした。

まぁ、それ故に格安でしたが・・・。

いずれも音に影響しないのが救いです。
ツイーターはダイアフラムを分解して裏から押し出して綺麗に直りました。
スコーカーなのですが、センターキャップ部分が凹んでおり、これがアルミニウムの板をプレス成形したもののようで一度凹ませると復元は無理です。
(金属は変形させると引っ張られて伸びますから平たく戻しても皺になります)

センターキャップはいつもエッジを買っている業者さんから、別なエッジと共に購入。
1個2000円ほどで、無論左右を購入。

交換は2本で30分ほど。一番大事なのは、如何に古いキャップを取り外すかです。
キャップの周囲にシンナーを塗りたくり接着剤を緩めてからキャップを慎重に取り外します。
外れさえすれば、あとは新品を接着剤つけて押し込むだけで完了です。
たったこれだけですが、見た目はえらく向上するものです。

しかし、30年以上前のスピーカーの補修部品が、メーカー純正でもそうでなくても手に入ってしまうのは、やはりJBLだからでしょうね。
日本製だとこういう訳にはいきませんから・・・。

先日、主要機材の殆どがUSA製になってしまったことにふと気づきました。
プリアンプ+パワーアンプ+スピーカーはUSA製なんですよね。(汗)

そして、ADA1000が入ったことで、USBサウンドアダプタとDAコンバータのクロック同期なんかを妄想していたりします。ADA1000は回路図があるのが大きいです。
回路も実に平易なんです。