らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

比較

先日、JBLの4305HWXを購入しましたが、大音量で鳴らすことはできませんでした。
追って、ジャンク扱いということで某所でいい音を鳴らしていたKEFのQ300を安く手に入れることができました。
自室(リビング)で同条件で鳴らすことができる訳です。
てな訳で、早速試聴です。
機器はプリPSL-2、パワーPL-4(PS-400民生モデル)、DAコンバータADA1000、ネットワークプレーヤーN-30です。
完全にリビングのサブシステムで鳴らしています。
設置場所はテレビの横のローボード上です。
さてKEFのQ300ですが、サイズは小型のもので日本の家庭事情にも良く合うものでしょう。
実売はペア7万円程度で、モデル末期なのでお安いです。
同軸2wayと個人的には好きなユニットです。
ジャンク扱いと言うことで到着した現物は特に問題無く、チェックが甘かった様子です。ご馳走様です。
KEFの音質ですが、良く練られたフルレンジに近い音です。点音源なのでそう感じるのでしょうね。
中域、高域とも刺激的ではなくわりと円やかな感じがします。
低域は出すぎるくらい出ます。現物にはバスレフポートにスポンジが入れてありましたが、入れて丁度良いくらいでした。
これ単体で聴くと十分良い音です。
で、対する4305HWXですが、ブルーバッフルに20cmウーハー、ホーンツイーターと日本市場を意識しているとしか思えない設計です。
物としては4301の末裔に思っています。
ツイーターレベルは可変できます。0dBに設定するとツイーターが鳴りすぎて聴いてられません。
うちでは10時の位置に設定しています。
それでもわりと主張するのはホーンだからでしょうね。
このホーンの音ですが、好みが分かれるところです。私は4343から違和感無く聞いているので特に問題ないです。
低域はKEFより出ておらず、リビング用には丁度良い感じがします。
この低域の質感は思うに4310系の軽い低域と4333系の重たい低域の間くらいに感じます。
悪くないですね。個人的には4310まで行くとちょっとしんどいです。本当にモニタースピーカーなんだなと思う音です。
4306も試聴しましたが、4305より高域はおとなしく感じました。
この中高域ががさつな感じもJBLの魅力なので、おそらく4305はJBL最後の旧来のJBLらしい音のスピーカーなんじゃないかなと思います。
現在の私が思うにどちらを残すかと言われると4305HWXですね・・・。(汗)
KEFは十分いいんだけどもね・・・リビングに2ペアは嫁の許可が下りません。