らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

urei 6250

最近は本業も暇なので、今日は昨日やってきたUreiの6250をメンテしていました。
内容は、入力ボリュームの分解清掃とリレー(!)の接点清掃です。
まぁ古いアンプなら基本中の基本ということで。
ボリュームは見た目に安い部品でしたが分解出来たので問題なしです。
リレーは、プロテクトとしてスピーカー回路に接点が入っています。
日本のアンプと同じような感じですが、やはり古いとこれが問題になりますね。
接点はヤスリではなく新聞紙にアルコールをつけて磨きました。
新聞紙でも面の研磨は出来ますし、この位がちょうど良いと思われます。
音質の評価はまた後日。
このアンプはJBLに買収される前の古き良き時代のもので、Ureiならではの自己主張があるように思います。
2Uサイズでコンパクトながらなかなかの重量(15kg程度)があります。
アンプ内部のトランスには製造年月日がありました。1983年製造のようです。
当時の業務用パワーアンプの勢力図がどうだったのか解りませんが、おそらくUreiはさほど日本に輸入されてないと思われます。Amcronがやはり人気で、音質はそうこだわらない場合は国産のYamahaだの、RAMSAだの、TOAだの、だったのではではないかなと、ヤフオクを見ているとそう思います。
それにしても舶来品で、本国製のトランジスタが死去しているとなかなか厄介です。


それにしてもリレーの接点の接触不良は単に信号が出ないという以外に、もしかすると接点部分の汚損が一種のダイオードのような動作をして出力波形に悪さをしているんじゃないかと思います。
一度オシロスコープで見てみたいなと思いつつそのままです。