らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

Urei6250修理

動作するということで入手した、Ureiのパワーアンプ6250。
一応動作はしましたが、片chが歪みます。
ボリュームつまみに触れると歪まない。
変な故障です。とりあえず電解コンデンサ交換してもだめ。
ICソケットの不良かと思ってソケット交換してもだめ。
半田クラックかと思い基板の全部の半田を追い半田してみるがだめ。
幸いに回路ブロックは左右共通なので、入れ替えてみると異常が入れ替わるので、回路ブロックに何らかの問題がある様子。
チェック中に回路ブロックを切り離して単体動作させると、歪まなくなりました。
これを改めてシャーシに組み立てると歪む。なんじゃこりゃあとそろそろ1週間。
回路ブロックの何かの部品がリークしているのかと思って部品を切り離して動作させてもだめ。
回路を良く調べると、信号系のアースと電源系のアースが分かれていることがわかります。多分これが原因とふんで、信号系のアースと電源のアースの間に入っている部品を総当り中です。そこに入っているのは22Ωの抵抗1個と、数個のフィルムコンデンサだけです。いちおうESRメーターもコンデンサ容量計もありますので、前よりは楽です。しかしESRメーターだと「容量小さすぎ」と言われるし、容量計だとそれっぽい数値を示すし、交換して確認してみるしかないです。
まぁ30年前のアンプですから、何があってもおかしくは無いんですけどもね。