らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

PC-9801RA21復活

以下は30歳後半以降の人しかたぶんわからないネタでしょうね。

実家に眠っていたPC-9801RA21を久々に通電してみました。

が、残念ながら電源が入りませんでした。
単体でもファンが回るかな、と思いつつ何度やっても動作しません。

昔ならば、Niftyのパソコン工作フォーラムの「ジャンク・マーケット」あたりに投稿してアレコレ、てなことを思い出しつつ。
現代はGoogleというものがあります。
「PC-9801RA 電源入らない」というキーワードで調べると、このようなHPが。

http://www2.ucatv.ne.jp/~m_okubo.moon/pow/pu463.html

てな訳で、またしても電解コンデンサの不良ということでした。
早速手持ちの、と思ったら0.47uFという容量のものが。
実家から、京都時代に買っていた電解コンデンサとかが入った入れ物が発見された(引越し荷物に埋もれたままだった)ので、一緒に持って帰ってきたらナント!
0.47uF/100Vというものが出てきました。なんともバッチリ。
てな訳で、さくさくと5個ほど交換しました。
いずれもリードが錆びたりしていました。
電源回路の中ですので、105度品の方がよいです(もともと105度品がついていました)が、いかんせんジャンクなので手持ちの85度品としました。
上記HPの管理人さまには感謝です。

さて、交換して組み立てたら問題なく「ピポッ!」の懐かしい音が。
このRA君は、一時メインマシンで活躍しておりました。
486機が来てから引退したものです。
PC-9801シリーズの中でも、このマシンとPC-9801CV21、PC-9801NX/Cを保存していました。
このRA君には、PC-9801-26K(FM音源ボード)と、専用メモリ4MBが装着されていました。
例によって26Kは「互換ボード」でした。
当時は26Kがお値段高かったんですが、5インチ機は伝統的に、PC-9801DAまではFM音源が搭載されなかったので、ゲームをする人にとって26Kのニーズは高いものでした。また、当時のシェアは5インチ機の方が圧倒的でした。
(これは、生ディスクの値段によるものかと思います。)
てな訳で、メーカー純正の26Kボードは高かったので互換(というかコピー)品をサードパーティが出していました。ちょっと安かった記憶があります。
CPUはオリジナルでしたが、コプロセッサソケットにサイリックスのが刺さっていました。
これだけでも儲けものといった感じです。
欲を言えばHDDがあればいいのですが・・・。

実家から持ってきたフロッピーディスクは一通り欲しいと思うものがそろっていました。
MS-DOSは3.1/3.3/5と一通りあります。
ユーティリティはエコロジー2とFDあたり、MIELもあれば良いかな?
3.5インチFDDをどこかで探そうと思っています。
てな訳で、DOSを起動してみますが特に問題なし。
FDDのヘッドカバーは真っ先に撤去しておきました。
FM音源を鳴らすソフトも問題なし。
ちなみに、起動させるときにディップスイッチの設定が違っていたようで、最初はFDDから起動せずROM-BASICが起動するだけでした。
この辺もGoogleで検索してディップスイッチ設定を調べたりとか。
26Kは、昔にBIOS-ROMを切り離した記憶があるので、とりあえず有効に戻したりとか。

久々に、昔は手足のように使っていたPC-9801RA21を操作してみるに、今の時代は苦労がなくて本当に良い時代だなと痛感します。
たくさんの「パソコン通信のログファイルディスク」が出てきました。
これも、パソコン通信では通信費用節約のため、「オートパイロット」機能で自分が通常出入りしているBBSのフォーラムを自動巡回して新規メッセージを取得、終わったらさっさと回線を切るということが当たり前でした。
いまや笑い話ですけどもね。
ログがあるということは書き込みもしていますが、その内容を今見ると「アイタタタタ」でした。若かったな俺。
ログの日付を見ると1991〜1993年頃でした。

ちなみに、ディスプレイはナナオの液晶モニタをヤフオクで4000円で落札しました。
当時のブラウン管ディスプレイと少し見え方が違いますね。
PC-KD854とか、PC-TV455が懐かしく思えます。