らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

DC-300A2

の初期型の修理依頼品が来ております。基板はシルク無し、ハンドルつきでなかなか珍しいです。正規ルート品。
動作は、CH-2だけがボリュームを上げると歪みIOC点滅。
バイアスを調べると殆ど流れてないのでコレが原因。
最低限の劣化部品は交換済み。
で、厄介なのが時々直って正常になる。
半田クラックかと動作させつつ基板を叩いてみても、基板の再半田をしても変化無し。
終段のプリドライバTrかなと外して単体チェックは正常・・・しかし経験上、このまま「正常」とお納めすると再発する可能性が高いので、交換してお納めがベターかな・・・と考え中。バイアスチェックしつつ、暫く鳴らして考えましょう。
この故障、某社では発見できんかったそうです。やる気ねェな・・・。確かに厄介ではあるのですが。
取り外しの際に熱ショックを与えてしまったので時間を置いて再チェックが望ましいでしょう。
この手のメタキャンはこういう不安定な故障が時々あります。構造を見れば仕方ないですけどもね。35年くらい経過している訳ですから。
さて、在庫はあったかいな・・・。
てな訳で古いメタキャン、かつ中古品はあまりお勧めできないな〜と思います。
やはり消耗品と考えるべきですな。業務用ではかなり過酷な動作もしている可能性もありますんで余計そうでしょうな。