らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

手持ちヘッドホンアンプ、ウオークマンの出力電圧を調べる

今回、AK PA1は果たしてNW-WM1ZM2より出力が本当に増しているのかどうか調べました。
調べる方法は簡単で、4.4Φの出力にダミーロード(今回は18Ωのセメント抵抗)を接続し、DMMで交流電圧(実効値)とオシロで波形のクリップを調べます。
18Ωは普通のイヤホン、ヘッドホンでは良くあるかなと。
測定環境の都合上片chのみの測定なので、実際はx2chとなります。
PCからDACモードでWavegenを使い、1KHzの正弦波を0dBで鳴らします。
・NW-WM1ZM2 2.0Vrms カタログスペック通り。音量最大でクリップなし。
・AK PA10 3.2Vrms ZM2よりは上という事が判明。こちらはゲインHカレントHの状態です。ZM2の音量最大でアナログ接続。
 最大音量でクリップなしなのは素晴らしい。
・ifi xDSD GRYPHON こちらはPCにDAC接続。4.35Vrms。ボリューム101以上でクリップ。
 音質はそこそこなんで残念。(e-イヤホンの中古品の山がそれを示している)
 据え置きのADI-2 Proにも匹敵しています。
・ADI-2 Pro これもDACモードで測定。4.96Vrmsで据え置き機の威厳を感じます。これ以上出すとクリップの後保護回路が働きました。

一つ言えることは、NW-WM1ZM2の出力は高級機にしては少ないという事です。
自社のMDR-Z1Rを鳴らすだけでいっぱいいっぱいでは?

以上、参考程度に。