らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

こんなケーブル売ったら駄目っす

4.4mmバランスアウトを3.5mmステレオに変換するというケーブルです。
何考えてるんでしょうね、マイナス側のアンプがこの変換ケーブル刺すだけでショートして壊れますやん。
もしかしたら、世間にはなんちゃって4.4mm出力のアンプもあるのかも知れませんねー。
(バランスアウトとは言ってない)
テスターでLマイナス、Rマイナスに導通があったらなんちゃってになりますね。それはそれで面白いんですけど。
なんせ4.4mmバランス=音が良い、との刷り込みが凄いので。
考えられるのは、ケーブル内でマイナス側を未接続にしてあるとか。でも、4.4mm出力の機器全てにGND出力が出ている訳じゃないんです。SONYのZM2とかGNDが出てないんです。ブッサイクなGND取り出しアダプタなんかが売られてました。
もしかしたらプラグの中に超小型トランスが埋め込んである?あり得ないよなー。
多分マトモなプレーヤーならショート検出すると思うので止まるか、保護回路が働く筈なんです。
バランス接続って何?というホームオーディオメインの方には、「BTL接続されたアンプ2台のマイナス側端子を左右で共通にして1本にする」と言えば理解して頂けると思います。
ライン信号レベルでXLRケーブルで変換しても問題ないのは、信号レベルが低いからか、ホット側+GNDだけ使い、コールド側を使わないからです。この方法もいい方法ではないんですけど、一応動くからまかり通ってるんです。
このケーブル、レビュー見てても何とも言えない評価なんですよね。
色んな種類の変換ケーブルの評価が混ざっているからなんですけども。
3.5mmステレオを4.4mmバランスに変換するのは全然OKなんですけどもね。