らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

DC-300A直りました

あれから調査。
各部の電圧測定。+-10V系が2V程度しか出てない。抵抗1本断線交換。
それでも出ない。10V系定電圧ダイオード2本ショート交換。これで+-10V系が復活。
オペアンプも怪しかったので手持ちで交換。これは送っていただいた中に同梱されていましたが、まだそれには交換していません。
あとでそれに交換する予定。
この状態で各部電圧チェックするが正常、IOCも正常反応なのでスピーカーを接続、修理完了となりました。
現在バイアスチェック中。通電15分程度で320mV、290mV程度と特に問題ありません。
良くこんなの直したよ俺・・・(笑)。

f:id:rai_chan:20190126110113j:plain
DC-300A完成!
思いの外想定工数内で直りました。部品をかなりたくさん交換しましたけどね・・・。
D-150系、DC-300A系はまず各部の電圧チェックが必須です。
少なくとも正負VCC系、正負10V系、ブートストラップ部(ここが一番電圧が高い)は要チェックです。
回路図の電圧は、正規電圧を加えたときのものなので120V仕様に100V電圧になるとだいぶ低くなり混乱の元です。
結果として抵抗3本、ダイオード2個、トランジスタ2本、道連れに焼けたコンデンサ1個が不良でした。
どうでもいいですがスピーカー端子に20Vが出る場合のスピーカーの出力って8Ωとすれば160W相当?
こういうのは短期間に留めましょう。(笑)
あくまで予想ですが当初の問題はQ2のショート?により周りの部品が焼損。
このショックにより10V系もショートしダイオードが不良?
なんせ修理範囲がやや広かったです。
足が折れていたQ206を交換した側のバイアスがやや低め、調整要です。