らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

6290

リアの端子の在庫が全部あることがわかったので一気に仕上げ。
無事完成でバイアス調整中。これも問題なし。
実は動作は正常なのにCH-AのCLIPが点灯したままとなったのですがコンデンサ交換部のハンダショートがあり、修正すると良好となりました。
あとは電源部の大容量電解コンデンサが届けば完成です。
その部品は現在米国ルイビルに居るようでまだちょっとかかりそうです。
それにしても経験上6290は重篤な故障の個体はいままで遭遇したことはありません。
それだけ設計が良いんでしょうね。回路も割とシンプルなのでそれも良いのでしょうね。
6300では終段吹っ飛び個体とか多々修理もしましたね。6150、6250とかもエグイ修理は無いです。
6500は・・・終段TO-3はやっぱり経年に弱い、その上に当時のTO-3では最大定格の部品、おそらくかなりクリチカルなんでしょう。
となるとあまり余裕的な物はないと考えて良いでしょう。
この終段は東芝製でもはや枯渇、入手不可能なので修理対応から外しています。
TO-3自体入手が海外製以外NGですから、どうしてもと言われると海外製で直す?それもちょっとね・・・。
こないだから6290を数台触っているのですが、ファンが煩いと感じた個体はありません。
生産時期に依るんでしょうか。
CrownはD-150A2、DC-300A2、PS-200/400共終段Trは同じ部品で在庫もあるので何とかなります。