昨夜の続きで、一応音は出ました。
でも壊れていたCH-1はバイアスが調整範囲に入らない。バイアスはTP1の2-4間で300mVとあるが600mV以下にならない。
AC100Vで最低でも2Aも電流が流れて通電するとスルスル増えていく。
CH-1ブロックはホカホカになってます。
これはCH-2に比べても明らかに異常。

海外の諸兄の書いてあった通り、壊れた側のブロックのジャンパはともかく、OK側も駄目になってた・・・。
写真右が当初正常だったモジュールです。
めんどくさいですが仕方ないです。頑張って飛ばす。
怪しげなパターンはすべて導通チェックをして通電。一次側の電流で冷えてて1A未満。記憶通りの数値です。
音も問題なし。バイアスポイントで250mV程で流れ始めたので正常範囲にやっと入りました。
超気難しいアンプです。
CH-2側もジャンパ飛ばしとくべきかな・・・ジュンフロン線で綺麗に仕上げたいところです。
基板のハンダ面の腐りっぷりがなかなかです。途中改良で絶縁紙ではなく樹脂の絶縁体に変わったようですが、ウチのにはそんなん入ってないよ。(2004年製造)
そんな訳で、このアンプを初見で修理するのは単純な故障なら簡単ですが、沼るとめんどくさい事が判りました。
数をこなすと慣れてきますしね。CROWN専業の意地でもあります。
とりあえず、このアンプは低電圧モードなら80V、高電圧なら300V近くのDC電圧になるようで危険極まりないアンプです。何度か感電もしました。
今後を考えて、半導体もそれとなく収集しておきました。
この設計を見ていると、世界中で駄目っぽいのですが輸入車にも通ずるものがあるような気がしますね。
湿気に弱い設計は故障を引き起こす・・・基板も腐食する・・・そのくせコーティングはしてない。
車はコーティングはしていると思うんですがハーネスとかはね・・・。