今日、残業が無くさっさと帰宅出来たので、取りあえず時間があることから修理用の治具を作り始めました。
テスター棒の先を切ってICクリップ化したり、前に買った安物テスターの電解コンデンサ容量計の端子部分が使いにくいのでリードを取り付けたり。
まぁ、今や本業の延長みたいなもんで、まだ家でもはんだごて使うんかと。(汗)
それにしても、会社のはんだごてに慣れてきているので、自分のはんだごてがいかに安物かよく分かるようになりました。(滝汗)
その後、ふと思いついて、先日のD-150A SeriesIIの修理を開始しました。
入手時の状況は、音が出ずIOCランプが点滅する、というもの。
先日の調査時点で掘り下げて調べたところ、
・スピーカー端子に若干のDC漏れがある(概ね400mV程度)
・音は片chのみ、歪みまくった音が出ることもある。
・電圧分布はそこそこ正常だが、一部は公称値より若干低い。
・アンプ初段のオペアンプの出力側に何故かDCが載る。
両chとも出ているが、ごくわずか。
ただ、このアンプの場合だとこのわずかなDC漏れが回路を止めるだろうと。
・過去に修理の履歴がある。
で、現状やってみたことは、
・電源回路の電解コンデンサC4(100uF/160V)の容量調査→OK
・オペアンプ3個の交換(正常品より移植)→動作相変わらず不良
煮詰まりつつあったのですが、ふと思いついて、
・古い機材の良くある不良を対策
しました。それだけで直りました!
部品数点を交換、1個が不良原因でしたが同じものを全数交換しておきました。
その後、出力の確認をして基本的に無問題になりましたが、スピーカーをつなぐときにカリッとノイズが出たのでDC漏れを調べたところ、初期調査時点と同じく、だいたい400mV程度のDC漏れがありました。
しばらく様子を見ていましたが電圧は安定しているので、今回の故障で弄り倒したもの+経年劣化と勝手に推測。
DCオフセットのポテンショメーターで調整範囲に入ったので完了としました。
いよいよD-150A SeriesII、2台体制です!
BTLが出来るのね〜!!
詳細は明日レポートしようと思います。
今日はBGM程度に鳴らす事にし、明日出来ればオシロスコープで出力波形をチェックしようと思っています。